[Bリンパ球の低エネルギーEMFばく露はLynキナーゼを活性化する] med./bio.

Exposure of B-lineage lymphoid cells to low energy electromagnetic fields stimulates Lyn kinase.

掲載誌: J Biol Chem 1995; 270 (46): 27666-27670

<目的>Bリンパ球においてEMF曝露によってじゃっ起されるPKC活性化経路 でのチロシンキナーゼの役割について検討する。 <方法>ヒトpre-B細胞株、NALM-6とラビットB細胞株、DT-40をin vitroで1×10^6/mlの濃度で培養し、1G、60-Hz、EMFに一定時間曝露した。培養時のコントロールの自然曝露は450mGであった。培養フラスコを30秒から1分間永水中で急速冷却し、キナーゼアッセイ用(PTK)にヘレットを液体チッソで冷凍し、PKCアッセイ用に永水下でcell lysateを得た。PTK活性は電気泳動後抗チロシン化蛋白抗体でウエスタンブロットし、PKC活性はlysateを抗Lyn及び抗Syk抗体で免液沈降し、これを塩基ミエリン蛋白ペプチド基質として測定した。 <結果>① Bリンパ球をEMFに曝露することにより蛋白チロシン残基リン酸化が認められた。② EMFによる蛋白チロシン残基リン酸化のパターンは、NALM6を抗CD19抗体刺激した後のパターンと同様であた。CD19はPTKと共役していることはすでに明らかとなっている。③ NALM-6をEMFに曝露するとPTK活性は30秒後から変化し、1分後には最大4.8倍に達した。④ウサギB細胞株DT40、Lyn欠損DT40、Syk欠損DT40株を用いてEMFに曝露した。Lyn活性化は、DT40及びSyk欠損DT40でみられた。蛋白チロシンリン酸化はSyk欠損DT40でみられたが、Lyn欠損DT40ではみとめられなかった。⑤ EMFによってじゃっ起されるPKC活性化に対するPTK阻害剤の作用を調べると、herbimycin A やgenisteinで前処理し、EMFにNALM-6を曝露してもPKCの活性化はみられなかった。

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