研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[乳牛の夜間のメラトニン濃度に対する電界及び磁界の影響] med./bio.

Effects of electric and magnetic fields on nocturnal melatonin concentrations in dairy cows.

掲載誌: J Dairy Sci 1998; 81 (3): 722-727

この研究は、16頭の多経産、妊娠中、乳分泌ありのホルスタイン種の雌ウシ(体重600±50kg、乳分泌期間184.8±52日、妊娠101.9±43日)を木製の代謝ケージに入れ、垂直電界10 kV / mおよび一様な水平磁界30μTのばく露を与えた。雌ウシを2群(各n = 8)に分けた。1つの群は、最初の28日間は電界および磁界がオフ、次の28日間はオン、最後の28日間はオフとした。もう1つの群は、3つの期間は同じであるが、オンとオフを逆転させた。各期間の25日目に血液試料を採取した。採取は、17:00に開始し、14時間にわたり0.5時間毎に実施し、メラトニン濃度を測定した。その結果、夜間のメラトニン濃度は、電界および磁界ばく露に起因すると思われる変動を示さなかった、と報告している。

研究目的(著者による)

ウシの血中の夜間のメラトニン濃度に対する、均質で制御された電磁界の影響を調査すること。

詳細情報

初産、妊娠中、授乳中のウシ16頭を8頭ずつ2群に分けた:両群を28日ずつ3回の期間にわたって、異なる順序(第1期にオフ、第2期にオン、第3期にオフ、またはその逆)でばく露した。各期間の25日目に、メラトニン濃度を判定するため、血液サンプルを0.5時間おきに14時間、17:00から採取した。

18:00-06:00まで消灯した。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 60 Hz
ばく露時間: three periods of 28 days with either the sequence "power on - power off - power on" or "power off - power on - power off"

ばく露1

主たる特性
周波数 60 Hz
タイプ
  • electric field
ばく露時間 three periods of 28 days with either the sequence "power on - power off - power on" or "power off - power on - power off"
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
チャンバの詳細 15 m x 10 m x 3 m chamber containing eight wooden metabolism crates each holding one cow (simultaneous exposure of eight cows)
ばく露装置の詳細 14 rectangular coils, 10 m long and 4 m high, for generating the magnetic field; two plates (9 m long and 6.5 m wide), suspended 0.4 m from the ceiling by synthetic insulators, for generation of the electric field
Additional information The intensity of the electromagnetic field chosen was similar to a situation in which cows would stand continuously under a 735 kV alternating current power line when the line has a maximum load of current.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 30 µT - 測定値 - horizontal field
電界強度 10 kV/m - 測定値 - vertical field

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
研究対象とした臓器系:
調査の時期:
  • ばく露前
  • ばく露中
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

グループ1のウシメラトニン濃度はオンの期間に数値的に大きく、グループ2ではオフの期間に大きかった(この差は恐らく、ウシの間のメラトニン濃度の大きなばらつきによって生じた)。

結論として、10kV/m、30µTの電磁界ばく露は乳牛の血漿中のメラトニンの夜間の濃度を変化させなかった。

研究の種別:

研究助成

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