研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[50 Hz磁界によって生じるスフィンゴシンキナーゼ1シグナル伝達経路の活性化におけるカルシウムの関与] med./bio.

Involvement of calcium in 50-Hz magnetic field-induced activation of sphingosine kinase 1 signaling pathway.

掲載誌: Bioelectromagnetics 2019; 40 (3): 180-187

50 Hz磁界ばく露がヒト羊膜上皮(FL)細胞の増殖及びスフィンゴシンキナーゼ1(SK1)の活性化を生じ得ることが、先行研究で認められているが、その作用機序は明確には理解されていないことから、この研究は、50 Hz磁界によるSK1の活性化に関与しているかも知れないシグナル伝達経路を調べた。その結果、磁界ばく露はL型カルシウムチャネルに依存して細胞内Ca2+を増加させ、細胞外制御プロテインキナーゼ(ERK)、SK1、及びプロテインキナーゼCα(PKCα)のCa2+依存性のリン酸化を生じることが示された。また、ERKの抑制剤であるU0126で処理すると、磁界によるSK1のリン酸化を阻害することができたが、PKCαのリン酸化への影響はなかった。PKCαの抑制剤であるGö6976にも、FL細胞における磁界によるSK1活性化への影響はなかった。加えて、ERK及びPKCαの活性化は、SK1の抑制剤であるSKI IIによって阻害することができた。細胞内Ca2+が50 Hz磁界によるSK1の活性化に介在し、これがPKCαのリン酸化を強め、磁界ばく露に対するSK1とERKの活性化の間にはフィードバック機序があるかも知れない、と著者らは結論付けている。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 0.4 mT - 測定値 - -

Reference articles

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露後

研究助成

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