研究のタイプ: 疫学研究 (observational study)

[携帯電話使用と側頭下顔面神経腫瘍のリスク] epidem.

Cellular telephone use and risk of intratemporal facial nerve tumor.

掲載誌: Laryngoscope 2003; 113 (4): 663-667

この研究は、携帯電話使用が側頭顔面神経IFN腫瘍リスク増加と関連するか否かを調査した症例対照研究である。大学付属の三次医療センターにおいて、構造化電話調査法を用いて実施された。症例はIFN腫瘍の患者(n = 18)である。症例とマッチされた対照は、聴神経鞘腫(n = 51)、副鼻腔炎(n = 72)、および発声障害または胃食道逆流症(n = 69)の治療を受けた患者である。その結果、IFN腫瘍発症のオッズ比は、全ての手持ち型携帯電話使用を含めた場合は0.6(95 %CI:0.2-1.9)、通常の携帯電話使用の場合は0.4(95 %CI:0.1-2.1)であった;IFN腫瘍発生のリスク増加に関連する要因はなかった、と報告している。

研究の目的(著者による)

携帯電話使用と内部側頭顔面神経腫瘍との関連の可能性を調査するため、米国において症例対照研究を実施した。

詳細情報

携帯電話の定常的使用は、少なくとも週1回通話と定義した。

影響評価項目/リスク推定のタイプ

リスク推定のタイプ: (オッズ比(OR))

ばく露

ばく露評価

ばく露集団

グループ 説明
参照集団 1 非ばく露
集団 2 携帯電話の使用
集団 3 コードレス電話の使用

調査対象集団

症例集団

対照集団

調査規模

症例 対照
参加者 18 192
統計学的分析方法:

結論(著者による)

携帯電話の定常的使用は、症例2人及び対照42人が報告した。
携帯電話使用と内部側頭顔面神経腫瘍との関連は認められなかった。

研究の限界(著者による)

本研究に含まれた患者の数は非常に少なかった。観察期間が短過ぎて、潜在的に長い潜伏期間の腫瘍についてのリスクは評価できなかった。

研究助成

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