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TETRAハンドセット

分類:
TETRA
同義語:
TETRA受話器
説明:

TETRAハンドセットは、出力のクラスにより以下のように分類される:
class 1: P = 30 W
class 2: P = 10 W
class 3: P = 3 W
class 4: P = 1 W

周波数範囲:
  • 870–876 Hz (アップリンク)
  • 385–390 MHz (全欧州向けTETRA-POLアップリンク)
  • 395–400 MHz (全欧州向けTETRA/BOSダウンリンク)
  • 410–420 MHz (アップリンク)
  • 420–430 MHz (ダウンリンク)
  • 450–460 MHz (アップリンク)
  • 460–470 MHz (ダウンリンク)
  • 915–933 MHz (ダウンリンク)
電磁界の種別:
電磁界

測定値(文献に拠る)

測定されている物理量 測定値 分類上の特徴 特記事項
電力密度 3 µW/m² (測定値) - スウェーデンの田園地域;測定値は、ハンディ型無線機と基地局からからなる [1]
電力密度 5.4 µW/m² (測定値) - スウェーデンの都市地域;測定値は、ハンディ型無線機と基地局からからなる [1]
電力密度 6 µW/m² (測定値) - スウェーデンの首都 (ストックホルム);測定値は、ハンディ型無線機と基地局からからなる [1]
BOS
測定されている物理量 測定値 分類上の特徴 特記事項
電界強度 0.35 V/m (最大値) - モノポールアンテナ付きヘッドセット前面から10cmの位置での垂直軸に沿った総電磁界の比較 [2]
電界強度 95 V/m (最大値) - モノポールアンテナ付きヘッドセット前面から10cmの位置での垂直軸に沿った総電磁界の比較 [2]
SAR 400 mW/kg (最大値) - 頭部での最大値:10 g平均、Motorola MTP 300 [3]
SAR 0.24 W/kg (最大値) - 組織10 g平均;顔の前;クラス4装置 [4]
SAR 0.53 W/kg (最大値) - 組織10 g平均;顔の前;クラス3装置 [4]
SAR 0.88–0.89 W/kg (最大値) - 組織10 g平均;耳の位置;クラス4装置 [4]
SAR 1.3 W/kg (最大値) - 組織10 g平均;アンテナ近傍;クラス4装置 [5]
SAR 1.63 W/kg (測定値) - 組織10 g平均;右頬;モノポールアンテナ [2]
SAR 2.24 W/kg (最大値) - 組織10 g平均;右頬;ヘリックスアンテナ [2]
SAR 2.33–2.88 W/kg (最大値) - 組織10 g平均;耳の位置;クラス3装置 [4]
SAR 1.3 W/kg (最大値) - 組織10 g平均;ハンドセットを左耳に当てた場合;したがって、アンテナは頭部から数mm以内 [5]
SAR 2.78 W/kg (最大値) - 組織10 g平均;給電ケーブルの位置は背面から5mmかつ頭上5 mm、アンテナまでの距離は30 mm [6]
SAR 3.87 W/kg (最大値) - 組織10 g平均;給電ケーブルの位置は背面から5mmかつ頭上5 mm、アンテナまでの距離は20 mm [6]
SAR 3.87 W/kg (最大値) - 組織10 g平均;給電ケーブルの位置は頭上10mm、アンテナまでの距離は20 mm [6]
SAR 3.91 W/kg (最大値) - 組織10 g平均;給電ケーブルの位置は背面から10mm、アンテナまでの距離は20 mm [6]
SAR 5.22 W/kg (最大値) - 組織10 g平均;給電ケーブルの位置は背面から5mmかつ頭上5 mm、アンテナまでの距離は10 mm [6]
SAR 6.05 W/kg (最大値) - 組織10 g平均;給電ケーブルの位置は背面から5mmかつ頭上5 mm、アンテナまでの距離は5 mm [6]
SAR 6.05 W/kg (最大値) - 組織10 g平均;液体ファントム [6]
SAR 6.06 W/kg (最大値) - 組織10 g平均;給電ケーブルの位置は背面から10mm、アンテナまでの距離は5 mm [6]
電力 250 mW (平均値) - 平均放射電力 [5]
電力 0.25–0.75 W (最大値, 測定値) - 時間平均送信出力の最大値 [7]
電力 1–3 W (最大値, 測定値) - 送信出力の最大ピーク値 [7]

参考文献

  1. Estenberg J et al. (2014): [短報:新規のモバイル・モニタリング・システムを用いて実施した屋外環境における無線周波電磁界の大規模な周波数選択的測定]
  2. Dimbylow P et al. (2003): [TETRA携帯電話からの頭部内の比エネルギー吸収率(SAR)の評価]
  3. Green AC et al. (2005): [ニューロンと心筋の細胞内カルシウムに対するTETRA電磁界の影響に関する研究]
  4. Doll R et al. (2001): [地上基盤無線(TETRA)による健康影響可能性:非電離放射線諮問グループ報告書]
  5. Nieto-Hernandez R et al. (2011): [陸上基盤無線(TETRA)信号へのばく露で症状が起きるか? 無作為化二重ブラインド誘発研究]
  6. Riddervold IS et al. (2010): [TETRA携帯端末の送信信号はヒトの認識機能および症状に影響しない]
  7. Schmid G et al. (2012): [ヒト誘発研究に使用される385 MHz TETRA規格の頭部ばく露システムの設計およびドシメトリ分析]