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スクリーン

分類:
家庭
同義語:
PC画面, TV画面, VDT, VDU, ブラウン管画面, プラズマディスプレイ画面, モニター画面, 液晶パネル画面, 陰極線管画面
説明:

スクリーンのカテゴリーには、TVおよびPCのスクリーンについての測定値が示されている。可能な限り、採用されている技術(例えば、陰極線管、液晶ディイスプレイ(LCD)など)にしたがって測定値を区別して表示している。フラットスクリーンはLCDまたはプラズマ技術を基礎にしている。陰極線管は、広い空間が必要になるため採用は引き合わなくなった。

陰極線管型スクリーンの場合、中心要素は陰極線管である。加熱されて放出された電子は特定の周波数の磁界で偏向される。偏向周波数は、水平方向15.625 kHz、垂直方向50 Hzである。電子は、蛍光スクリーンに当たると光点を生成する。光点の輝度はスクリーン上の位置に依存し、画像コンテンツのデータを供給する。完全な画像を描くために、全画素は1行ずつ受け渡される。

それとは対照的に、LCDスクリーンの中心要素は液晶である。それぞれ1つの画素が1つの液晶に対応する。それぞれの液晶の透過性は、隣接する液晶に影響することなく、与えられた電圧によって制御される:液晶は、電圧が印加されると、ある方向に振動する光に対する透過度を変化させる。ある方向に振動する光は、バックライトが偏光板を通過することで生じる。

周波数範囲:
  • 50–60 Hz (陰極線管無しのスクリーン)
  • 50 Hz–15.625 kHz (陰極線管スクリーン)
電磁界の種別:
電界および磁界

測定値(文献に拠る)

TV スクリーン
測定されている物理量 測定値 分類上の特徴 特記事項
電界強度 60 V/m (最大値) 陰極線管スクリーン 距離 30 cm [1]
電界強度 12.727 kV/m (最大値) 陰極線管スクリーン 装置表面 [2]
磁束密度 0.0075 µT (最大値) 不明 距離>2 m [3]
磁束密度 0.017793 µT (最大値) 不明 距離 3 - 30 cmでの空間平均 [4]
磁束密度 0.0201 µT (最大値) 陰極線管スクリーン 最大値:距離10 cm、周波数範囲150 kHz - 30 MHz [5]
磁束密度 0.0331 µT (最大値) 陰極線管スクリーン 最大値:距離50 cm、周波数範囲150 kHz - 30 MHz [5]
磁束密度 0.036 µT (最大値) 不明 距離 1 -2 m [3]
磁束密度 0.07 µT (平均値, 測定値) 不明 距離 100 cmでの73機種の調理器の平均値; 測定バンド幅 40 - 800 Hz [6]
磁束密度 0.1–1.71 µT (測定値) 不明 測定点の数 5536;測定バンド幅 40 - 800 Hz [7]
磁束密度 0.135 µT (最大値) 不明 距離 1 m未満 [3]
磁束密度 0.19 µT (平均値, 測定値) 不明 距離 50 cmでの27機種の平均;測定バンド幅 0 - 3000 Hz [8]
磁束密度 0.2 µT (最大値) 不明 距離 60 cm [9]
磁束密度 0.2 µT (最大値) 不明 距離 15 cm [10]
磁束密度 0.26 µT (平均値, 測定値) 不明 距離 50 cmでの73機種の調理器の平均値; 測定バンド幅 40 - 800 Hz [6]
磁束密度 0.33 µT (最大値) 不明 距離 56 cm [11]
磁束密度 0.38 µT (測定値) 不明 測定点の数 5536;測定バンド幅 40 - 800 Hz [7]
磁束密度 2 µT (最大値) 不明 距離 30.48 cm [9]
磁束密度 2.19 µT (平均値, 測定値) 不明 距離 10 cmでの27機種の平均;測定バンド幅 0 - 3000 Hz [8]
磁束密度 2.69 µT (平均値, 測定値) 不明 距離 5 cmでの73機種の調理器の平均値; 測定バンド幅 40 - 800 Hz [6]
磁束密度 431 µT (最大値) 陰極線管スクリーン 装置表面:50 Hz [12]
ラップトップスクリーン
測定されている物理量 測定値 分類上の特徴 特記事項
電界強度 20 V/m (測定値) 不明 距離 0.3 m; 測定バンド幅: 30 - 40 kHz [13]
PCスクリーン
測定されている物理量 測定値 分類上の特徴 特記事項
電界強度 0.93 V/m (最大値, 測定値) フラットスクリーン、詳細不明 スマートボード:製造者不特定:装置表面: 周波数 5 - 15 kHz:測定バンド幅 300 Hz - 10 MHz [14]
電界強度 15–25 V/m (最小値 - 最大値) 液晶スクリーン 距離 30 cm [13]
電界強度 155.7 V/m (最大値, 測定値) フラットスクリーン、詳細不明 Packard Bellのタッチスクリーン:背面からの距離5 cm;周波数44 kHz, 測定バンド幅 300 Hz - 10 MHz [14]
電界強度 10–20 kV/m (測定値) 不明 距離 0.3 m [13]
磁界強度 0.3 A/m (最大値, 測定値) フラットスクリーン、詳細不明 Packard Bellのタッチスクリーン:背面からの距離5 cm;周波数44 kHz, 測定バンド幅 300 Hz - 10 MHz [14]
磁束密度 6.5 nT (平均値) 陰極線管スクリーン アンテナからの距離 50 cm;測定バンド幅 10 kHz - 150 k Hz [5]
磁束密度 0.02–0.81 µT (測定値) 液晶スクリーン of 1601 sample points; 測定バンド幅 40 - 800 Hz [7]
磁束密度 30.5 nT (平均値) 陰極線管スクリーン 距離 10 cm、測定バンド幅150 kHz - 30 MHz [5]
磁束密度 33.1 nT (平均値) 陰極線管スクリーン アンテナまでの距離 20 cm:測定バンド幅 150 kHz - 30 MHz [5]
磁束密度 39.8 nT (平均値) 陰極線管スクリーン アンテナまでの距離 10 cm、測定バンド幅 10 kHz - 150 kHz [5]
磁束密度 0.05 µT (平均値, 測定値) 液晶スクリーン 12 機種の平均;距離 50 cm; 測定バンド幅 0 - 3000 Hz [8]
磁束密度 0.11 µT (平均値, 測定値) 液晶スクリーン of 1601 sample points; 測定バンド幅 40 - 800 Hz [7]
磁束密度 0.13 µT (平均値, 測定値) 液晶スクリーン 12 機種の平均;距離 10 cm; 測定バンド幅 0 - 3000 Hz [8]
磁束密度 1.2 µT (最大値, 測定値) 液晶スクリーン 距離 80 cm [15]
磁束密度 4 µT (最大値) 液晶スクリーン 距離 40 cm [15]
磁束密度 25 µT (最大値) 液晶スクリーン 装置の直前 [15]

参考文献

  1. 著者のリストなし (2019): [放射線および放射線防護:ドイツ連邦放射線防護局の情報]
  2. Leitgeb N et al. (2008): [家電製品からの電気放射]
  3. Behrens T et al. (2004): [家電製品への極低周波電磁界のばく露でのライフタイムでの定量化と後向き症例対照疫学研究]
  4. Mader DL et al. (1992): [家電製品から発生する60 Hz磁界への居住内ばく露]
  5. Kurokawa Y et al. (2004): [中間周波数磁界の居住ばく露評価]
  6. Preece AW et al. (1997): [英国における家庭用機器からの磁界]
  7. Kim YS et al. (1997): [低周波磁界と家電製品への作業者ばく露]
  8. Ainsbury EA et al. (2005): [英国の家庭電気器具から発生する超低周波磁界のベクトル楕円率の調査]
  9. Lacy-Hulbert A et al. (1998): [電磁界に対する生物の応答]
  10. Preece AW et al. (1999): [屋内電気器具が生み出す磁界へのヒトのばく露に関する評価]
  11. National Research Council (NRC) (1997): [居住環境の電界および磁界へのばく露による健康影響の可能性]
  12. Leitgeb N et al. (2008): [家電製品の磁気放出格付け。包括的市場調査]
  13. Moser M et al. (2006): [スイスにおける非電離放射線と健康防護:基本情報]
  14. Van Den Bossche M et al. (2015): [多様な装置の中間周波電磁界の現場でのばく露評価]
  15. Farag AS et al. (1998): [家庭内の電磁界]