研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[若年女性の睡眠パターンに対する夜間の磁界ばく露の影響] med./bio.

Effect of a nighttime magnetic field exposure on sleep patterns in young women.

掲載誌: Am J Epidemiol 2004; 160 (3): 224-229

この研究は、自宅睡眠における睡眠アウトカムに、連続的な60 Hz磁界の夜間ばく露が影響するか否かを調べた。無作為化クロスオーバー試行により、介入(環境レベルより0.5 - 1.0 μT高い0.41 - 1.21 μT)と環境レベル(0.001 - 0.50 μT)の2つの磁界条件でそれぞれ5夜連続測定を行なった。被験者はワシントン州シアトル地域に住む20〜40歳の女性で、月経周期が規則的であり、経口避妊薬を服用しておらず、前年中の授乳歴、妊娠歴はなかった。研究期間は、2001年3月から9月であった。睡眠アウトカムはアクチグラフィーで測定された。結果として、睡眠アウトカムには、介入期間と環境磁界レベル期間の間で有意差はなかった、と報告している。

研究目的(著者による)

連続的な、60Hzの夜間の磁界ばく露が、自宅で就寝している若年女性の睡眠のアウトカムに及ぼす影響を判定すること。

詳細情報

2回の5夜測定期間に女性を調べた:1) ばく露(0.41-1.21µT);2) 偽ばく露(環境磁界レベル、0.001-0.50µT)。19人の被験者が1回、58人が両方の測定期間を終えた。被験者は年齢20-40歳、月経周期が定期的で、経口避妊薬を服用しておらず、前年に授乳または妊娠していなかった。月経周期の黄体形成ホルモンの急増の2日後に、両方の測定期間を開始した。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 60 Hz
ばく露時間: continuous for 5 nights

ばく露1

主たる特性
周波数 60 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 continuous for 5 nights
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • electric tooth brush charger underneath the bed
ばく露装置の詳細 exposure directed at the center of the pillow
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 0.001 µT minimum 測定値 - 0.001 µT - 0.5 µT; ambient feld
磁束密度 0.5 µT maximum 測定値 - ambient field
磁束密度 0.41 µT minimum 測定値 - 0.41 µT - 1.21 µT exposure field
磁束密度 1.21 µT maximum 測定値 - exposure field

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露中

研究の主なアウトカム(著者による)

ばく露(環境磁界)の際、被験者平均で6時間58分眠り、睡眠効率は88.3%であった。ばく露期間には、平均で7時間1分眠り、睡眠効率は88.4%であった。ばく露と偽ばく露睡眠のアウトカムに有意差はなかった。

研究の種別:

研究助成

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