研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[DMBAでのイニシエーション後に50 Hz電磁界にばく露したSprague-Dawleyラットの乳腺腫瘍のプロモーション実験] med./bio.

Mammary tumours in Sprague-Dawley rats after initiation with DMBA followed by exposure to 50 Hz electromagnetic fields in a promotional scheme.

掲載誌: Cancer Lett 1998; 123 (1): 107-111

<目的>トランジェントを生じる間欠的磁界ばく露乳腺腫瘍プロモーション作用があるか否かを研究する。 <対象・方法>52日齢のSprague-Dawley雌ラットを用いた。全部で180匹のラットを表1に示すように3群に分けた。磁界は0.25mT及び0.5mTの強さを15s on/15s offのスケジュールで8:00-11:00及び14:00-16:00(週末は8:00-11:00のみ)、21週間ばく露した。2日に1回ラット触診し、大きさを計測した。動物が死亡した時及び22週間目ですべてを解剖して病理検査をおこなった。 <結果・結論>ラットの死亡の経過は図1に、腫瘍発生ラットの累積数が図2、表2に示され、累積腫瘍数が図3に示されている。磁界ばく露プロモーション作用はみられなかった。
(英文不記載)

研究目的(著者による)

トランジェントを生じる間欠的磁界ばく露が、DBMAで誘導したラット乳腺腫瘍の成長においてプロモーション作用を生じるかどうかを調査すること。

詳細情報

本研究では合計180匹の動物を用いて、以下の3群に分けた:A) 60匹、0.25mT磁界ばく露、DMBA処理;B) 60匹、0.5mT磁界ばく露、DMBA処理:C) 60匹、非ばく露、DMBA処理。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: intermittent, 15s on/off, 19 h/day (weekdays), 21 h /day (weekends), for 21 weeks
ばく露2: 50 Hz
ばく露時間: intermittent, 15s on/off, 19 h/day (weekdays), 21 h /day (weekends), for 21 weeks

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 intermittent, 15s on/off, 19 h/day (weekdays), 21 h /day (weekends), for 21 weeks
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • pls. see the reference article
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 250 µT unspecified 測定値 - -

ばく露2

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 intermittent, 15s on/off, 19 h/day (weekdays), 21 h /day (weekends), for 21 weeks
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • pls. see the reference article
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 500 µT unspecified 測定値 - -

Reference articles

  • Rannug A et al. (1993): [50 Hz磁界と既知の発がん物質の共ばく露によるラットの肝臓がんの研究]

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
研究対象とした臓器系:
  • 乳房
調査の時期:
  • ばく露中
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

52日齢のラットに1匹当たり7mgのDMBAを単回投与し、7日後に磁界ばく露を開始し、21週続けた。

腫瘍のある動物または腫瘍の総数のいずれにも、統計的有意差は認められなかった。0.25mTにばく露された動物では、腫瘍の総重量と腫瘍の体積が僅かに増加したが、これらの知見は統計的に有意ではなかった。

研究の種別:

研究助成

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