[超低周波電磁界ばく露後のラットの脳切片におけるシナプス効率及びけいれん感受性の変化] med./bio.

Changes in synaptic efficacy and seizure susceptibility in rat brain slices following extremely low-frequency electromagnetic field exposure

研究目的（著者による）

詳細情報

影響評価項目

• 神経系への影響: 基本的なシナプス機能の変化、シナプス可塑性、けいれん感受性

ばく露

• • 50/60 Hz (AC)
  • 磁界

詳細を見る 詳細を閉じる

方法 影響評価項目／測定パラメータ／方法

• 神経系への影響: 基本的なシナプス機能の変化（誘発電位及び集合スパイク電位の振幅（ 正方形の電圧パルスによる刺激）、EPSP分析；シナプス可塑性（短期的：ペアパルス促進；LTP：反復刺激）及びけいれん感受性（例：最初のけいれんの潜時）（微小電極での電気生理学的記録）

研究の主なアウトカム（著者による）

研究助成

• Hungarian National Committee for Technological Development (OMFB), Hungary
• Hungarian Scientific Research Fund (OTKA), Hungary

関連論文

• Zheng Y et al. (2019): [海馬CA1領域における長期増強に対する超低周波電磁界へのばく露の影響]
• Demir T et al. (2014): [ラットの熱性けいれんモデルにおける熱性けいれんの潜時、持続時間、および脳波記録に対する磁界ばく露の影響研究]
• Komaki A et al. (2014): [ラットの海馬における長期増強に対する超低周波電磁界ばく露の影響]
• Xiong J et al. (2013): [超低周波磁界ばく露によって誘導される内側嗅内皮質表層での樹状突起棘の密度および形態の変化]
• Balassa T et al. (2013): [胚および出生後初期の超低周波磁界ばく露後のラットの脳スライスでのシナプス効率の変化]
• Fadakar K et al. (2013): [マウスでのペンチレンテトラゾール誘発性発作に対する超低周波電磁界（50Hz）の影響]
• Prochnow N et al. (2011): [電磁界の影響か単なるストレスか？　ホルモン放出との関連から見た海馬の長期可塑性に対するUMTSばく露の影響]
• Moghadam MK et al. (2008): [50Hz交流超低周波磁界はカタツムリのニューロンにおけるイオンチャネルとの相互作用を通じて興奮性、発火、活動電位の形状に影響する]
• Deans JK et al. (2007): [AC電界に対するラット海馬でのコヒーレント振動の感度]
• Manikonda PK et al. (2007): [ラット海馬におけるCA2+シグナル伝達及びNMDA受容体の機能に対する超低周波磁界の影響力]
• Marchionni I et al. (2006): [後根神経節単離ニューロンにおける単チャネルイオン電流および発火頻度に対する低レベルの50Hzと900MHzの電磁刺激の比較]
• Jefferys JG et al. (2003): [ニューロンとニューロンネットワークの活動に対する弱電界の影響]
• Durand DM (2003): [過興奮性神経組織での電界効果:総説]
• Saunders RD et al. (2002): [中枢神経系における弱電界の相互作用]
• Keskil IS et al. (2001): [マウスのペンチレンテトラゾール誘発性の発作及び死亡率に対するパイロット研究では50Hz磁界の影響は観察されなかった]
• Valberg PA et al. (1997): [低レベルの50/60 Hz電界及び磁界は生物学的効果を惹起し得るか？]
• Bawin SM et al. (1996): [超低周波磁界はラット海馬スライスにみられる律動性徐波を中断する]
• Bawin SM et al. (1989): [微弱な正弦波刺激による海馬スライス内の遅延同期バーストの誘導：NMDA受容体の役割]
• Bawin SM et al. (1986): [ペニシリン処理したラット海馬スライスにおける正弦細胞外電界の長期的影響]
• Bawin SM et al. (1984): [ラットの海馬スライスに対する、正弦電界の興奮性の影響]