研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[ラット歯のミネラルおよび微量元素の含有量に対する超低周波磁界の影響] med./bio.

Influences of extremely low frequency magnetic fields on mineral and trace elements content of rat teeth.

掲載誌: Afr J Biotechnol 2008; 7 (21): 3811-3816

この研究は、ラットの歯のミネラル含有量に対する超低周波磁界(ELF-MF:50 Hzばく露の影響を調べた。27匹のオスのSDラットを、擬似ばく露対照群(n = 7)、100 µT磁界ばく露群(n = 10)、500 µT磁界ばく露群(n = 10)に分けた。ばく露(または擬似ばく露)は4月齢で開始し、2時間/日で、10ヶ月継続した。ばく露期間終了後に、ラットの歯のミネラル量(カルシウム亜鉛マグネシウムリン)を原子吸収分光光度法(AAS)で測定した。その結果、擬似ばく露対照群に比べ、2つのばく露群で、カルシウムレベルの有意な上昇が見られた;擬似ばく露対照群に比べ、500 µT磁界ばく露群で、カルシウム亜鉛マグネシウムリンのレベルが有意に上昇した、と報告している。

研究目的(著者による)

ラットの歯のミネラル量に対する超低周波磁界ばく露の影響を調べること。

詳細情報

ラットを3群に分けた:1) 対照群(n=7)、磁界ばく露(100µT、n=10)、3) 磁界ばく露(500µT、n=10)。ばく露は4月齢で開始した。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: continuous for 2 h/day during 10 months

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
ばく露時間 continuous for 2 h/day during 10 months
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 pair of Helmholtz coils with a diameter of 25 cm each and 225 turns of insulated copper wire with a diameter of 1 mm, placed horizontally inside a 130 cm x 65 cm x 80 cm Faraday cage for shielding; coils facing each other with a distance of 25 cm; rats placed in a 17 cm x 17 cm x 25 cm methacrylate cage inside the coil system
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 100 µT - 測定値 - -
磁束密度 500 µT - 測定値 - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

どちらのばく露群でも、偽ばく露群と比較して、ラットの歯のカルシウムの量が有意に多かった。500µTばく露群では、100µTばく露群及び偽ばく露群と比較して、亜鉛マグネシウム及びリンの量が有意に多かった。但し、100µTばく露群と偽ばく露群では、亜鉛マグネシウムリンの量に有意差は見られなかった。

著者らは、超低周波磁界ばく露ラットの骨のミネラル量に影響力を及ぼし得る、と結論付けている。

研究の種別:

研究助成

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