研究のタイプ: 疫学研究 (observational study)

[電力従業員における白血病と脳腫瘍死亡率と磁界ばく露] epidem.

Magnetic field exposure in relation to leukemia and brain cancer mortality among electric utility workers.

掲載誌: Am J Epidemiol 1995; 141 (2): 123-134

<目的>大規模な研究で統計精度を上げ、過去の曝露を推定し、電力従業員の磁界曝露と白血病及び脳腫瘍との関連有無を明らかにすること。 <方法>1950年から1986年までの期間に少なくとも6カ月以上勤務した 138,905名の男性すべての職歴を収集し、さらに生死の追跡と死亡者の死亡診断書を入手した。99%以上の生死が明らかにされた。1986年までに20,773名が死亡していた。時間加重平均磁界のみを測定するAMEXを2,842名の無作為に抽出された作業者が携帯し、28種の職業カテゴリーでの全日作業を無作為に選んだ日に測定した。この情報は職歴と結びつけられた職業における累積磁界曝露量が推定された。交絡因子の評価には2人の産業衛生士が現場を回り管理者と古参従業員からの聞き取りにより、各職業カテゴリーの交絡因子への曝露を推定した。社会経済的地位、人種、年齢、年代(10年毎)、勤務年数、イオン放射の補正を行った。<結果>(1)米国全体の男性集団の死亡率と比べてこのコホートは全ガン及び特定ガンについても低い期待死亡率であり、’健康な作業者の影響’を示した(SMRは脳腫瘍で0.95、白血病で0.86)(表2)。(2)コホート内部での脳腫瘍リスクは最低の曝露群と比較して、中間の曝露群のRRsは1.5であり最も高い曝露群ではRRsは2.3(CI:1.15-4.56)といった相関を示した。さらに曝露の時期が2年前から10年前の区分で特に高いリスクを示した(表4)。これに対し全白血病或いはそのサブタイプのリスク増加と磁界曝露との相関は見られなかった(表4、5)。職業カテゴリーでは電気技師で勤務年数により白血病リスクの増加傾向が見られた(表3)。

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ばく露

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