研究のタイプ: 疫学研究 (observational study)

[電磁界ばく露と男性の乳がんリスク:18報の研究のメタ分析] epidem.

Electromagnetic field exposure and male breast cancer risk: a meta-analysis of 18 studies.

掲載誌: Asian Pac J Cancer Prev 2013; 14 (1): 523-528

この研究は、電磁界ばく露と男性の乳がんリスクとの関連可能性について、7件の症例対照研究と11件のコホート研究を同定し、メタ分析した。その結果、統合オッズ比は1.32(95%信頼区間:1.14 -1.52, P < 0.001)であった、と報告している。ただし、提示された研究一覧表では、個別研究において有意なオッズ比上昇が見られたのは18件の内3件のみであり、その内2件(1991年、1992年)は職務名によるばく露評価、1件(1994年)のカットオフポイントは0.18 μTであること、また稀少疾患のため、いずれの研究でも症例数は極めて少ないこと、18件中16件が1990年代の報告であることなどが示されている。

研究の目的(著者による)

入手可能な全ての発生源からの電磁界ばく露に関連する男性の乳がんの潜在的リスクを評価するため、メタ分析を実施した。

詳細情報

以下の症例対照研究7報及びコホート研究11報を含めた:Demers他(1991)Loomis(1992)Rosenbaum他(1994)Stenlund他(1997)Cocco他(1998)Feychting他(1998)Park他(2004)Matanoski他(1991)Tynes他(1992)Guenel他(1993)Floderus他(1994)Theriault他(1994)Savitz他(1995)Fear他(1996)Johansen他(1998)Floderus他(1999)Pollan他(2001)、及び Nichols他(2005)

影響評価項目/リスク推定のタイプ

リスク推定のタイプ: (オッズ比(OR))

ばく露

ばく露評価

調査対象集団

調査規模

タイプ
合計 7,487,222
その他:

男性の乳がんの症例356人

統計学的分析方法:

結論(著者による)

電磁界ばく露に伴う男性の乳がんの統計的に有意なリスク上昇が認められ(プールしたOR 1.32、CI 1.14-1.52)、サブグループ分析でも同様の結果が示された。
著者らは、実験的証拠はないものの、電磁界ばく露は男性の乳がんリスク上昇と関連しているかもしれない、と結論付けた。

研究助成

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