研究のタイプ: 疫学研究

[磁界への居住環境ばく露と筋萎縮性側索硬化症のリスクについてのメタ分析] epidem.

A meta-analysis on residential exposure to magnetic fields and the risk of amyotrophic lateral sclerosis.

掲載誌: Rev Environ Health 2018; 33 (3): 295-299

筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、運動神経細胞の緩やかな変性細胞死によって生じるが、その病因はほとんどわかっていない。幾つかのリスク因子が示唆されており、超低周波(ELF)磁界ばく露もその一つである。このメタ分析は、ELF磁界への居住環境ばく露とALSのリスクとの関連について評価した。架空電力線に関連したALSのリスクを扱った5報の先行研究のデータをプールした結果、最も高いばく露群(高圧電力線からの距離が< 200m、またはばく露レベルが> 0.1 μT)についての相対リスクRR)は0.71(95%信頼区間(CI)= 0.48-0.77)であった。異質性は小さく(I2 = 0.00%、p = 0.67)、出版バイアスの兆候が見られた(Begg検定のP = 0.22、Egger検定のP = 0.19)。全体として、ばく露群の症例数が少なかったが、ELF磁界への居住環境ばく露とALSのリスクとの関連についての証拠は認められなかった、と著者らは結論付けている。

影響評価項目/リスク推定のタイプ

ばく露

ばく露集団

グループ 説明
参照集団 1 distance between residence and power line: ≥ 200 m
集団 2 distance between residence and power line: < 200 m
参照集団 3 magnetic flux density: ≤ 0.1 µT
集団 4 magnetic flux density: > 0.1 µT

調査対象集団

研究助成

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