[化学的な突然変異原での前処置または未処置のヒト末梢リンパ球の増殖と染色体変化に対する50 Hz電磁界の影響] med./bio.

Effects of 50 Hertz electromagnetic fields on proliferation and on chromosomal alterations in human peripheral lymphocytes untreated or pretreated with chemical mutagens

掲載誌: Mutation Research - Fundamental and Molecular Mechanism of Mutagenesis 1989; 210 (2): 329-335

50Hzの電磁界下でヒト末梢リンパ球(HPL)を培養すると、姉妹染色分体交換SCE)及び染色体異常(CA)の自然発生頻度を変えないが、In vitroでHPLの細胞周期が向上する結果が得られている。細胞周期のGo相でHPLをトレニモン(TRN)、 ジエポキシブタン(DEB)、また メチルニトロソウレア(MNU)で前処理すると、SCE頻度が量依存的な上昇をもたらす。電磁界存在下で、MNU、TRNで前処理したHPLは、電磁界が存在しない中で培養された細胞と比較した場合、SCEの頻度が著しく高くなった。マルチ固定時間を使用しなかったことで、電磁界ばく露よりも、HPL分画への影響も異なるとの結果となった。

ばく露

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