研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[50Hz、1mTの正弦波磁界は正常な被験者及びターナー症候群の被験者からのヒトリンパ球における小核頻度及び細胞増殖に影響しない] med./bio.

50-Hz, 1-mT sinusoidal magnetic fields do not affect micronucleus frequency and cell proliferation in human lymphocytes from normal and Turner's syndrome subjects.

掲載誌: Electro Magnetobiol 1997; 16 (3): 301-307

この研究は、末梢血リンパ球磁界強度1 mT rms、50 Hzの正弦波磁界の72時間ばく露を与え、細胞増殖小核頻度への影響を調べた。実験には、ターナー症候群(TS)の被験者(n = 5)からのリンパ球培養物、および健康なドナー(n = 5)からの培養物を用いた。その結果、健常ドナーおよびTSドナーからの培養物のどちらにおいても、ばく露群と対照群との間に、小核頻度および細胞増殖有意な差は見られなかった、と報告している。

研究目的(著者による)

ヒトリンパ球細胞増殖及び小核頻度に対する正弦波磁界(50Hz、1mT)の イン・ビトロでの影響を調査すること。

詳細情報

先行研究では、パルス磁界ばく露を実施した(publication 2071)。ここでは正弦波磁界を適用した。
ターナー症候群の被験者5人(平均年齢14歳)及び健康な提供者(平均年齢28歳)からの培養リンパ球を調べた。各サンプルから、電磁界ばく露と偽ばく露培養細胞を作製した。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: 72 h

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 72 h
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
チャンバの詳細 incubator
Additional information cells occupied a volume where the MF uniformity was about +/- 2%.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 1 mT effective value 測定値 - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

健康被験者及びターナー症候群の被験者からの対照群ばく露群で、小核頻度及び細胞増殖に統計的有意差は認められなかった。
これらのデータは、調査した電磁界遺伝毒性作用を及ぼさず、細胞周期にも干渉しないことを示している。

研究の種別:

研究助成

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