国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)は、BioEM直前の2022年6月19日に、名古屋とオンラインでミニシンポジウムを開催します。このミニシンポジウムは、ICNIRPとその現在および計画中の活動について学び、非電離放射線の安全性についての幾つかの重要な論点についての最新情報を入手し、放射線防護分野の人々から提起される可能性のある疑問に対処する機会となるものです。
より詳細な情報は、ICNIRPのウェブサイトをご覧ください。
スイスの「電気および移動通信研究財団(FSM)」は、将来の通信技術の機会とリスクについての疑問に対処する1つか2つの革新的な研究プロジェクトに対し、合計32.5万スイスフラン(約4260万円)の研究資金を助成すると発表しました。関心のある研究者に対し、2022年7月8日までに事前提案を募集しています。
より詳細な情報は、 FSMのウェブサイト をご参照ください。
femu と共著者らによる論文「交流‐直流ハイブリッド電界のヒトの知覚における交流成分の役割」が、学術誌 Scientific Reports に掲載されました。
この研究は、新たに導入された、高圧交流(HVAC)と高圧直流(HVDC)架空電力線の両方を設置する鉄塔の建設に動機付けられたものです。この研究は femu の先行文献(Jankowiak 他、2021 および Kursawe 他、2021)に基づいています。
この研究の目的は、弱いハイブリッド電界(交流と直流の電界への共ばく露)のヒトの知覚における、交流成分の役割を特定することでした。先行研究に参加し、ハイブリッド電界の検出能力が平均以上の参加者51人が、十分な制御化でばく露されました。更なる目的は、電界知覚に対する振動触覚知覚および皮膚水分の影響力を評価することでした。
この論文は EMF-Portal、Pubmed および Scientific Reportsのウェブサイト(オープンアクセス)から入手可能です。
学術誌 Frontiers in Public Health は、特集号「 放射線と健康 」として、第5世代移動通信(5G)を含むワイヤレス放射についての研究トピックを発表しました。提言および展望についての論文のみで、投稿は招聘者のみを対象とします。投稿に関心のある専門家は、Dariusz Leszczynski に直接連絡してください。より詳細な情報は、同誌のウェブサイト をご参照ください。
ドイツ連邦放射線防護局(BfS)は、「電界、磁界および電磁界の酸化ストレスへのインパクトについての国際ワークショップ」を2022年2月16~18日にブランデンブルク州コトブスで開催します。このこのワークショップにはオンラインでも参加できます。より詳細な情報は、BfSのウェブサイトをご参照ください。
2022年6月19日~24日に名古屋で開催される、BIOEM(生体電磁気学会(BEMS)と欧州生体電磁気学会(EBEA)の合併により発足した新学会)の年次大会 ”BioEM 2022” は、現地参加とオンライン参加のどちらでも可能なハイブリッド形式となります。
詳細については、BioEM 2022のウェブサイトをご参照ください。
生体電磁気学会(BEMS)と欧州生体電磁気学会(EBEA)の合同年会 "BioEM 2022" が2022年6月19日~24日に名古屋で開催されます。プラットフォーム発表およびポスターセッションのアブストラクト募集が開始されました(instructions for authors をご覧ください)。更なる情報は、BioEM 2022のウェブサイトで確認できます。
世界保健機関(WHO)は、高周波(RF)電磁界と健康リスクについてのタスクグループのメンバーとして参加する専門家を募集すると発表しました。あわせて、当該タスクグループ、募集対象の専門家のプロフィール、応募方法および選出プロセスについての情報を提供しました。
応募締め切りは2021年11月30日です。
更なる情報は、WHOのウェブサイトで確認できます。
femu の研究者らによる論文「直流、交流およびハイブリッド電界のヒトの検出閾値:二重盲検研究」が、学術誌 Environmental Health に掲載されました。 この研究は、新たに導入された高圧交流(HVAC)および高圧直流(HVDC)架空送電線の同じ鉄塔への併設がきっかけとなったもので、 femu の先行研究(Jankowiak他、2021)を基にしています。この研究は、直流(DC)電界、交流(AC)電界およびハイブリッド電界(ACとDCの両方の電界への同時ばく露;DC電界強度は変動、AC電界強度は一定)に対するヒトの検出閾値を判定することを目的としました。合計203人の参加者が、二重盲検実験セッティングを用いた高度に専門化した全身ばく露実験室で、DC電界、AC電界およびハイブリッド電界にばく露されました。その結果、ハイブリッド電界の検出閾値は、DC電界またはAC電界への単独ばく露の閾値と比較して低いことが示されました。追加的なイオン流[荷電粒子]にばく露されると電界の知覚が強まりました。相対湿度が高いとDC電界の知覚が促されましたが、相対湿度が低いとAC電界の知覚が強まりました。この系統的な調査で得られた検出閾値は、エネルギー輸送システムの建設プロセスの改善と、望ましくない感覚知覚の防護に役立ちます。
この論文は、EMF-Portal 、Pubmed および Environmental Health のウェブサイト で確認できます。
欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は、研究・イノベーションに対する資金提供プログラム「ホライゾン・ヨーロッパ」の枠組みの一環で、「電磁界と健康」についての研究提案を公募すると発表しました。研究活動は、既存の、および新たな電磁界ばく露の潜在的なハザードとリスクについての将来を見据えた情報を提示することが望まれます。、これには以下の全ての活動を対象に含めることが望まれます。革新的なモニタリング技術、実験で得られた証拠およびモデリングを適用して、幾つかの活動を対象に含めることが望まれます。例えば、一般公衆、ならびに子どもや労働者といったリスクにさらされる特定の集団のばく露の革新的技術を用いたモニタリング、潜在的に新しいばく露パターン(例:5G)の確立、局所および全身への生物学的影響および健康へのインパクトについての証拠の調査、がこれに含まれます。提案の提出期限は2021年9月21日です。
更なる情報は、 欧州委員会のウェブサイト で確認できます。
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