研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[ラットの自発運動、アンフェタミン誘発性運動および常動行動に対するELF磁界慢性ばく露の異なる影響] med./bio.

Different effects of chronic exposure to ELF magnetic field on spontaneous and amphetamine-induced locomotor and stereotypic activities in rats.

掲載誌: Brain Res Bull 2005; 67 (6): 498-503

この研究は、超低周波磁界(ELF-MF、50Hz、0.5mT)への慢性(7日間)ばく露が、成獣ラットの自発性およびアンフェタミン誘発性(1.5mg / kg、ip)の自発運動および常同活動に影響を与えるか否かを調べた。影響は、1日目、3日目、および7日目に実施した2時間のオープンフィールド検査で評価した。ばく露は、1、3、7日目の試験時間2時間を除き、連続して行われた。その結果、1日目のELF-MFばく露後の試験での自発運動量は、その他の試験日に比べ、また擬似ばく露群に比べ、観察の最初の1時間で明らかに増加し、次の1時間では有意に増加した;7日間のばく露終了後の運動活動に対するアンフェタミンの増強効果は、アンフェタミンで処理したばく露1日目の試験およびアンフェタミンで処理した擬似のばく露群に比べ、観察の2時間目において有意に減少した;自発運動とは対照的に、7日目のばく露前のアンフェタミン誘発の常同行動は、擬似ばく露群に比べ、観察の最初の1時間において有意に減少した;観察の2時間目には、この減少効果は1日間および3日間ばく露群に比べて有意になった(ただし、擬似ばく露群に比べて有意差はなくなった)、と報告している。

研究目的(著者による)

ラットにおける自発的及びアンフェタミン誘導性(1.5mg/kg)の運動及び常同活動に対する、超低周波磁界への慢性ばく露の影響を、ばく露の1、3、7日目に調べること(検査セッション=2時間)。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: continuously for 7 days except 120 (on day 1, 3, and 7) min for test sessions

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 continuously for 7 days except 120 (on day 1, 3, and 7) min for test sessions
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • electromagnet with magnetic poles of ferrite core and coils
Distance between exposed object and exposure source 20 cm
ばく露装置の詳細 Two groups of three rats were simultaneously exposed in their plastic cages which were located 20 cm from the poles. Sham exposed animals were kept in a non activated exposure system.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 0.5 mT mean 測定値 - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露中
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

本研究の主な知見は以下の通り:

1) 超低周波磁界への1日のばく露後の自発的な運動活動の強化;

2) ばく露7日後のアンフェタミン誘導性の運動活動の減衰;

3) アンフェタミン誘導性の常同活動の、ばく露持続時間に依存しない減衰。

研究の種別:

研究助成

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