研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[白血球の付着抑制に対する0.1及び0.05 mT磁界の影響] med./bio.

Effects of Magnetic Field 0.1 and 0.05 mT on Leukocyte Adherence Inhibition

掲載誌: Electromagn Biol Med 2005; 24 (3): 283-292

この研究は、健康な人およびがん患者(治療前および治療後の人を含む)から採取したTリンパ球磁界直流(DC)および50 Hz交流AC); 0.1および0.05 mT)ばく露を連続して60分間与え、細胞性免疫の反応を調べた。細胞性免疫相関すると考えられている白血球の付着を、白血球付着阻害(LAI)アッセイで評価した。その結果、磁界へのばく露により、Tリンパ球、特に治療前のがん患者由来のTリンパ球の付着が増加した;0.1および0.05 mTの磁界ばく露の影響は、より強いレベルである0.5〜10 mTの範囲の磁界の影響と同様である[JEIC注:抄録においては、強いレベルに関する文献等の記載なし];0.05 mT のACおよびDC磁界の影響は、磁界に起因する大きな違いを示さなかった、と報告している。

研究目的(acc. to editor)

細胞性免疫に対する磁界の影響を調べること。

詳細情報

細胞性免疫の主な任務は、他の細胞の表面での外来抗原への反応である。細胞性免疫白血球細胞の付着特性と相関している。
健康なヒト、ならびに医学的治療前及び治療後(約3-4か月後)のがん患者から採取したリンパ球磁界ばく露した。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: continuous for 60 min
ばく露2:
  • DC/static
ばく露時間: continuous for 60 min

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 continuous for 60 min
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • coil oriented in vertical axis
ばく露装置の詳細 Test tubes containing cell suspension were positioned in the center of the coil. For sham exposure, test tubes were placed in the same coil for the same amount but with no magnetic field.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 0.1 mT unspecified 測定値 - -
磁束密度 0.05 mT unspecified 測定値 - -

ばく露2

主たる特性
周波数
  • DC/static
タイプ
  • magnetic field
ばく露時間 continuous for 60 min
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • E1と同じ装置
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 0.1 mT unspecified 測定値 - -
磁束密度 0.05 mT unspecified 測定値 - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
研究対象とした臓器系:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

磁界ばく露はTリンパ球、特に、治療前のがん患者から採取したものの付着を増加させた。0.1及び0.05mTの磁界ばく露の影響は、0.5-1.0mTの範囲のより強い磁界と同様であった。0.05mTのAC及びDC磁界の影響には、磁界に起因する大きな差異は認められなかった。

研究の種別:

研究助成

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