研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[イン・ビボでの弱い交流磁界にばく露は、ラット乳腺における発がん物質DMBAと同程度のオルニチンデカルボキシラーゼ活性を上昇させる] med./bio.

In vivo exposure of rats to a weak alternating magnetic field increases ornithine decarboxylase activity in the mammary gland by a similar extent as the carcinogen DMBA.

掲載誌: Cancer Lett 1995; 90 (2): 207-214

この研究は、50 μT、50Hzの磁界MFばく露を受けたメスのラットで、乳房を含むさまざまな組織におけるODC活性が変化するか否かを調べた。化学発がん物質DMBA経口投与の有無別にラットを分けて、MFばく露を実施し、擬似ばく露群を対照とした。MFばく露は6週間継続した。その結果、MFばく露群では、乳腺組織におけるODCがおよそ2倍に上昇した;有意なODC増加は脾臓でも見られたが、肝臓小腸骨髄および耳の皮膚では見られなかった; MFばく露により乳房に生じたODC増加は、DMBA処置後に観察されたものと同じ大きさであった;DMBA+MFばく露群では、肝臓組織を除いて、DMBA投与単独群でのODCの増加よりさらに大きなものではなかった、と報告している。

研究目的(著者による)

ラットにおける化学発がん物質のDMBAの有無での酵素オルニチンデカルボキシラーゼODC)の活性に対する50Hz磁界ばく露の影響を調査すること。

詳細情報

4つの実験セットアップを実施した:対照(偽ばく露)、DMBA投与のみ、磁界ばく露のみ、DMBA投与と磁界ばく露の両方。DMBA(5mg)を毎週、総量が20mgになるまで経口投与した。50Hz/50µTの磁界ばく露を連続的に6週間実施した。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: 24 h /day, 7 days per week for 6 weeks

General information

The rats were divided in 4 groups: Group 1: exposed to magnetic field with DMBA (dimethyl[a]anthtacene), Group 2: exposed to magnetic field without DMBA, Group 3: sham exposed with DMBA, Group 4: sham exposed without DMBA

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
ばく露時間 24 h /day, 7 days per week for 6 weeks
Additional information Details of cages and exposure system has been given recently: Luk, G.D., Hamilton, S.R., Yang, P., Smith, J.A., O'Ceallaigh, D., McAvinchey, D., and Hyland, J., (1986) Kinetic changes in mucosal ornithine decarboxylase acticity during azoxymethane-induced colonic carcinogenesis in the rat. Cancer Res., 46, 4449-4452.
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • 詳細不明
チャンバの詳細 Exposure chamber
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 50 µT unspecified 測定値 cf. remarks -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
研究対象とした臓器系:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

DMBAと磁界共ばく露の際、肝組織のみでODC活性の上昇が認められた。乳腺等の他の全ての組織では、DMBAと磁界共ばく露はDMBA単独投与と比較して、より効果的に酵素活性を高めなかった。

研究の種別:

研究助成

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