研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[UV照射したマウス皮膚におけるp53非依存性アポトーシス:50Hz磁界による阻害の可能性] med./bio.

p53-independent apoptosis in UV-irradiated mouse skin: possible inhibition by 50 Hz magnetic fields.

掲載誌: Radiat Environ Biophys 2002; 41 (2): 155-158

研究目的(著者による)

皮膚におけるアポトーシス及び関連するパラメータに対する、50Hz磁界及び紫外線へのマウスのばく露の影響を調査すること。

詳細情報

マウスを4群(各n=8)に分けた:1) 偽ばく露24時間、紫外線UV)照射1時間、磁界ばく露MF)24時間;2) 磁界ばく露24時間、UV照射1時間、磁界ばく露24時間;3) 偽ばく露24時間、UV照射1時間、偽ばく露24時間;4) 非ばく露対照。

1時間のUV照射量は400J/m2

p53タンパク質発現についての試験では、既知のp53陽性皮膚腫瘍サンプルを陽性対照に用いた。一次抗体なしで処理したサンプルを陰性対照に用いた。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: continuous for 24 h (group 1) or 2 times for 24 h (group 2)

General information

ultraviolet radiation was done using lamps that simulated the solar spectrum; mouse dorsal hair was clipped 1 day before ultraviolet radiation

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
ばく露時間 continuous for 24 h (group 1) or 2 times for 24 h (group 2)
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • 詳細不明
Sham exposure A sham exposure was conducted.
Additional information during clipping, a magnetic flux density of 5 µT was measured immediately below the clipper; 50 Hz background magnetic field was less than 0.05 µT
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 100 µT - - - -

Reference articles

  • Kumlin T et al. (1998): [ODCトランスジェニックと非トランスジェニックマウスでのUV-誘発皮膚腫瘍形成に対する50 Hz磁界の影響]

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

対照群と比較して、全てのばく露群(グループ1-3)でアポトーシスが増加し、グループ3(偽ばく露UV+偽ばく露)で最も高かった。グループ1(偽ばく露UVMF)ではグループ3と比較して、アポトーシス有意な減少が示された。グループ2(MFUVMF)でもグループ3と比較してアポトーシスの減少が示されたが、有意ではなかった。

どのグループでもp53のタンパク質発現は検出されなかった。

ばく露群間でオルニチンデカルボキシラーゼ酵素活性に有意差は見られなかった。

ポリアミドのレベルでは、グループ3(偽ばく露UV+偽ばく露)と比較して、グループ2(MFUVMF)でスペルミジン及びスペルミン有意な低下が見られた。

著者らは、マウスの紫外線ばく露皮膚にp53非依存性のアポトーシスを生じるかも知れず、また、磁界ばく露はこの影響を減じ得る、と結論付けている。

研究の種別:

研究助成

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