研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[ELF超低周波放射はヒト培養上皮細胞(HaCaT)における内部化学官能基の分布を変化させる] med./bio.

ELF non ionizing radiation changes the distribution of the inner chemical functional groups in human epithelial cell (HaCaT) culture.

掲載誌: Electromagn Biol Med 2006; 25 (4): 281-289

この研究は、培養ヒト皮膚細胞(HaCaT)に交流磁界(1 mT rms、50 Hzの正弦波磁界)の24時間ばく露を与え、細胞の生化学的特性と形状に検出可能な変化が生じるか否かを調べた。このような変化は、赤外線波長選択走査型近接場光学顕微鏡で、80〜100 nmの解像度で観察された。その結果、細胞内化学官能基の分布における変化、細胞形態の変化が観察された;これらの知見は、ヒト細胞に対する低周波電磁界の影響について、いくつかの最近の研究で提起された重要な疑問をさらに強調した、と報告している。

研究目的(著者による)

このイン・ビトロ研究は、正弦波超低周波電磁界ばく露したヒトケラチノサイトの形態及びリン脂質タンパク質分布の変化を調査するために実施した。

詳細情報

温度を連続的に測定し、37±0.3℃の範囲に維持した。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: 24 h

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 24 h
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 solenoid with an inner diameter of 20 cm and a height of 40 cm consisting of 2 cm thick concrete-asbestos with 1.200 turns of 2 mm copper wire; exposure volume along the solenoid axis: 11 x 17 cm; temperature control
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 1 mT effective value 測定値 - -
電界強度 0.01 µV/cm - 計算値 - -

Reference articles

  • Santoro N et al. (1997): [ヒトリンパ球系細胞株ラジ細胞への超低周波数磁界ばく露の形態学的、生物物理的影響]
  • Stauffer PR et al. (1994): [強磁性インプラントによる医療ハイパサーミアのための実用的誘導加熱コイルの構造]
  • Ellinger DC et al. (1989): [無線周波数ハイパサーミア用照射装置としての半円筒形ソレノイドの評価]

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

電磁界ばく露細胞対照群よりも平坦化した形態を示した。
ばく露細胞では新たに合成されたタンパク質の増加及びリン脂質の分布の変化が認められた。

研究の種別:

研究助成

関連論文