研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[マウスの脳のタンパク質に対するELF電磁界の影響] med./bio.

Effects of ELF-EMF on brain proteins in mice

掲載誌: Electromagn Biol Med 2009; 28 (1): 96-104

この実験は、同腹仔である雌雄のマウスに、50Hz、2 mTの低周波磁界ばく露を4日間連続して行い、マウスの脳内のタンパク質レベルを分析した。ばく露は、円筒コイル内で、実験室温度で行われた。実験後に屠殺され、脳の各組織タンパク質c-Junおよびc-Fosのレベルをウエスタンブロット法で測定した。その結果、c-Fosタンパク質発現磁界の影響を受けなかったが、c-Junタンパク質発現磁界ばく露後に減少した;そのような影響はマウスの性別には無関係であった、と報告している。

研究目的(acc. to editor)

マウスの脳のc-Jun及びc-Fosのレベルに対する低周波電磁界の影響を調べること。

詳細情報

同腹の仔の15日齢の雌マウス及び20日齢の雄マウスを調べた。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: continuous for 4 days

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
ばく露時間 continuous for 4 days
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 cylindrical coil
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 2 mT maximum - - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
研究対象とした臓器系:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

このデータは、磁界ばく露したマウスの脳のc-Fosのレベルはばく露後に変化しなかったことを示している(雄のマウスの左半球での有意な低下を除く)。雌雄どちらでも、c-Junのレベルが低下した。

研究の種別:

研究助成

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