研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[1日齢のヒヨコの一試行受動的回避学習に対する50Hz磁界への出生前のばく露の影響] med./bio.

Effects of prenatal exposure to a 50-Hz magnetic field on one-trial passive avoidance learning in 1-day-old chicks.

掲載誌: Bioelectromagnetics 2010; 31 (2): 150-155

研究目的(著者による)

胎生期12‐18日目に2mTの50Hz磁界への卵内ばく露(60分間/日)した後の新たに孵化したヒヨコの記憶障害を調べること。

詳細情報

2つの実験群でヒヨコの学習を比較した:隔離群及びペア群(これらの2群は経験するストレスレベルが異なることが知られている)。ヒヨコ295羽を以下のグループに分けた:1) 磁界ばく露‐隔離、2) 磁界ばく露-ペア、3) 偽ばく露-隔離、4) 偽ばく露-ペア。各グループ内でヒヨコを更に実験時間が10、30、120分間の3グループに無作為に分けた(孵化後の記憶形成の異なる段階による)。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: 60 min/day on embyonic days 12 - 18

General information

chicks were divided into four groups: i) MF exposure - isolated ii) MF exposure - paired iii) sham exposure - isolated iv) sham exposure - paired

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 60 min/day on embyonic days 12 - 18
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 four sets of 250 turns of 1.68 mm copper wire wrapped horizontally around a 70 cm x 40 cm x 43 cm plastic frame; wooden box with eggs kept inside this coil
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 2 mT - 測定値 - -

Reference articles

  • Bao X et al. (2006): [超低周波磁界によるラット無痛覚症におけるβ-エンドルフィン、物質P、セロトニンの関与の可能性]

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
研究対象とした臓器系:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

このデータは、インキュベーション後期の卵内での磁界ばく露は、受動的回避試験における幼いヒヨコの記憶を損ない、これはストレスレベル及び記憶統合の時期に依存することを示している。磁界ばく露があってもなくても、隔離またはペアにしたヒヨコの10分間の記憶に変化はなかった。但し、磁界ばく露は30及び120分間では隔離したヒヨコのパフォーマンスに影響したが、ペアにしたヒヨコには影響しなかった。

磁界ばく露群のヒヨコの孵化時体重の増加を除いて、深野製鋼、孵化期間、異常に明確な差はなかった。

このデータは、卵内での磁界ばく露後の記憶形成の攪乱の潜在的可能性を示唆しているが、この影響が明確だったのは、よりストレスのある、隔離したヒヨコだけであった。

研究の種別:

研究助成

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