研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[超低周波磁界は硫酸還元菌の生存能力に影響する] med./bio.

Extremely-low frequency magnetic field effects on sulfate reducing bacteria viability

掲載誌: Electromagn Biol Med 2010; 29 (4): 177-185

この研究は、硫酸塩還元細菌(SRB)の生存率に対する50 Hz磁界の影響を調べた。影響は、コロニー形成単位(CFU)のカウントによって評価した。50 Hz磁界ばく露は、磁束密度7.1 mTで、ばく露時間は3 - 24分間とした。その結果、ばく露群では、対照群と比較して、CFU数が15 %低下した;この知見は、他の細菌株を用いた我々の以前の研究とよく一致していた;SRBに対する磁界の影響は、弱い磁界に対して相対的に大きいものであった;単純な物理化学的分析されたデータの相関関係から、仮に細菌全体が、3 - 24分間の範囲のばく露時間にわたり、交流磁界の相互作用の直接の標的となるとした場合においてさえ、固有の磁気反応感受性に関して驚くほど大きな推定値が導き出された、と報告している。

研究目的(著者による)

硫酸還元菌の生存能力に対する超低周波磁界の影響を調べること。

詳細情報

細胞ばく露後の2日間インキュベートした、コロニーの数を数えた。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: continuous for 3 min - 24 min

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
ばく露時間 continuous for 3 min - 24 min
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 samples placed in petri dishes on a non-conductive plate in the center of the cylindrical coil; field uniformity 5 %
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 7.1 mT maximum 測定値 - -

Reference articles

  • Fojt L et al. (2004): [大腸菌(Escherichia coli)、陰性桿菌(Leclercia adecarboxylata)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)に対するに対する低周波磁界の影響の比較]

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

このデータは、対照サンプルと比較して磁界ばく露後(24分間)にコロニー形成単位の数の15%減少を示した。

研究の種別:

研究助成

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