研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[0.35及び2.45mTの静磁界及び50Hz磁界は出芽酵母の成長に影響しない] med./bio.

Static and 50 Hz magnetic fields of 0.35 and 2.45 mT have no effect on the growth of Saccharomyces cerevisiae

掲載誌: Bioelectrochemistry 2004; 64 (2): 151-155

この研究は、出芽酵母 WS8105-1Cに静磁界と50Hz磁界ばく露を行った時の成長への影響を述べている。互いに20cm離れた154巻き銅線のヘルムホルツコイル (直径40cm) 1組みで磁界を発生させた。実験は0.35と2.45mTで行い、酵母は均一な磁界部分で24時間と72時間ばく露させた。成長を600nm光学密度によって測定した。50Hz磁界(0.35, 2.45 mT)は酵母の成長に変化をもたらさない。

研究目的(著者による)

正弦波磁界または静磁界への長期間の連続ばく露出芽酵母Saccharomyces cerevisiae)の成長に変化を生じるかどうかを調べること。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: continuous for 24 h
ばく露2: 50 Hz
ばく露時間: continuous for 72 h
ばく露3:
  • DC/static
ばく露時間: continuous for 24 h
ばく露4:
  • DC/static
ばく露時間: continuous for 72 h

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 continuous for 24 h
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 Cell suspension in Eppendorf tubes were incubated in the exposure system at 23°C. The cells were located in the region within the coils where the field was homogeneous.
Additional information Control cultures were located 5 m from the coils
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 350 µT - 測定値 - -
磁束密度 2.45 mT - 測定値 - -

ばく露2

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 continuous for 72 h
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • E1と同じ装置
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 350 µT - 測定値 - -
磁束密度 2.45 mT - 測定値 - -

ばく露3

主たる特性
周波数
  • DC/static
タイプ
  • magnetic field
ばく露時間 continuous for 24 h
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • E1と同じ装置
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 350 µT - 測定値 - -
磁束密度 2.45 mT - 測定値 - -

ばく露4

主たる特性
周波数
  • DC/static
タイプ
  • magnetic field
ばく露時間 continuous for 72 h
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • E1と同じ装置
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 350 µT - 測定値 - -
磁束密度 2.45 mT - 測定値 - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

データは、正弦波(50Hz)磁界及び静磁界出芽酵母の成長を変化させないことを示している。

研究の種別:

研究助成

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