研究のタイプ: 疫学研究 (observational study)

[超低周波電磁界への職業ばく露と髄膜腫との関連についての症例対照研究] epidem.

Case-Control Study on Occupational Exposure to Extremely Low-Frequency Electromagnetic Fields and the Association with Meningioma.

掲載誌: Biomed Res Int 2018; 2018: 5912394

国際がん研究機関IARC)は2002年、小児白血病リスク上昇に基づき、超低周波(ELF)磁界へのばく露を「人に対して発がん性があるかもしれない(グループ2B)」に分類した。この論文の著者らは、1997-2003年及び2007-2009年の脳腫瘍についての症例対照研究で、異なる因子への生涯の職業ばく露を評価した。INTEROCC研究では、ELF磁界ばく露(μT)と髄膜腫との関連の評価に、職業‐ばく露マトリクスが用いられた。著者らは、累積ばく露(μT‐年)、平均ばく露(μT)、最大ばく露された職業(μT)を計算した。その結果、どのカテゴリーでも髄膜腫リスク上昇は認められなかった。最も高い累積ばく露カテゴリー(8.52 μT‐年超)では、オッズ比OR)= 0.9、95%信頼区間(CI)= 0.7-1.2で、線形性のトレンドについてのp = 0.45と計算された。異なる時間枠でも統計的に有意なリスクは認められなかった。ELF磁界への職業ばく露髄膜腫リスク上昇と関連していなかった、と著者らは結論付けている。

影響評価項目/リスク推定のタイプ

リスク推定のタイプ: (オッズ比(OR))

ばく露

ばく露評価

ばく露集団

グループ 説明
参照集団 1 cumulative exposure: < 2.33 µT-years
集団 2 cumulative exposure: 2.33 - < 3.79 µT-years
集団 3 cumulative exposure: 3.79 - < 5.55 µT-years
集団 4 cumulative exposure: 5.55 - < 8.52 µT-years
集団 5 cumulative exposure: ≥ 8.52 µT-years
参照集団 6 average exposure: < 0.11 μT
集団 7 average exposure: 0.11 - < 0.13 μT
集団 8 average exposure: 0.13 - < 0.18 μT
集団 9 average exposure: 0.18 - < 0.27 μT
集団 10 average exposure: ≥ 0.27 μT
参照集団 11 maximum exposed job: < 0.13 μT
集団 12 maximum exposed job: 0.13 - < 0.16 μT
集団 13 maximum exposed job: 0.16 - < 0.24 μT
集団 14 maximum exposed job: 0.24 - < 0.60 μT
集団 15 maximum exposed job: ≥ 0.60 μT

調査対象集団

症例集団

対照集団

調査規模

症例 対照
参加者 1,625 3,530
評価可能 1,592 3,485
統計学的分析方法: (調整: )

研究助成

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