研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[電界及び磁界にばく露された乳牛の血漿及び脳脊髄液中の多量元素及び微量元素の濃度] med./bio.

Macro- and trace element concentrations in blood plasma and cerebrospinal fluid of dairy cows exposed to electric and magnetic fields

掲載誌: Bioelectromagnetics 1999; 20 (6): 358-364

この研究は、メスのウシを、電界磁界チャンバー内に置かれた木製の代謝箱の中に入れ、電界および磁界ばく露の影響を調べた。実験に用いたのは、8頭の多経産、乳の分泌なし、妊娠中のホルスタイン種の雌牛(妊娠198±35日、体重608±24kg)および7頭の、乳の分泌なし、妊娠なし、卵巣摘出された若年の雌牛(体重370±29kg)である。事前に、ウシのくも膜下にカテーテル挿入した。妊娠中の牛と未経産の牛は同じ内容の実験を別々に試行した。各ウシは、30日間、電界磁界(60 Hz、10 kV / m、30μT)の連続ばく露を受けた。血漿および脳脊髄液の採取は、ばく露前の3日間、ばく露期間の最後の3日間、およびばく露開始の5日後からの3日間収集した。血漿中および脳脊髄液中のCa, Mg, Cu, Zn, Fe, Mn, Na, P, Kの濃度を測定した。その結果、電界および磁界へのばく露は、血漿中ではMg濃度の低下、脳脊髄液中ではCaおよびP濃度の上昇とFeおよびMn濃度の低下をもたらした、と報告している。

研究目的(著者による)

ウシ血漿及び脳脊髄液中の多量及び微量元素の濃度に対する電磁界の影響を調査すること。

詳細情報

8頭の妊娠したウシ及び7頭の断種したウシを連続的に30日間ばく露した。ばく露前の連続3日間、ばく露の最後の3日間、ばく露後5日目から3日間、血液サンプル及び脳脊髄液を採取した。カルシウムマグネシウム、銅、亜鉛、鉄、マンガンリンカリウムの濃度を判定した。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 60 Hz
ばく露時間: 30 days
ばく露2: 60 Hz
ばく露時間: 30 days

ばく露1

主たる特性
周波数 60 Hz
タイプ
  • magnetic field
ばく露時間 30 days
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
チャンバの詳細 15 m long x 10 m wide x 3 m high containing eight wooden crates
Additional information 14 rectangular coils 10 m x 4 m each
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 30 µT - 測定値 - horizontal field

ばく露2

主たる特性
周波数 60 Hz
タイプ
  • electric field
ばく露時間 30 days
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • Two plates 9 m x 6.5 m hanging 0.4 m from the ceiling, fixed with synthetic insulators
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
電界強度 10 kV/m - 測定値 - vertical field

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
研究対象とした臓器系:
調査の時期:
  • ばく露中
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

電磁界ばく露血漿中のマンガンを低減させたが、カルシウム及びリンの濃度は増加した。脳脊髄液中では鉄及びマンガンの濃度が減少した。

研究の種別:

研究助成

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