[周波数依存性の高周波電磁界にばく露したラットの肝臓および脳での酸化損傷:生化学的および組織病理学的証拠] temp.

Oxidative damage in the liver and brain of the rats exposed to frequency-dependent radiofrequency electromagnetic exposure: Biochemical and histopathological evidence.

掲載誌: Free Radic Res 2021: 1-30 [in press]

この研究は、周波数依存性の高周波RF電磁放射による肝臓および脳の機能的状態のつながりを調べた。Wistarラット40匹を対照群擬似ばく露群)およびRFばく露群(1時間/日、5日間/週、1か月間:900 MHz比吸収率SAR)0.434 W/kg/電力密度11.638 µW/m^2;1800 MHz/0.433 W/kg/11.438µW/m^2;2100 MHz/0.453 W/kg/8.237 µW/m^2)に無作為に割り付けた。その結果、各周波数のばく露群では対照群と比較して、体重および血液学的パラメータ(赤血球白血球血小板ヘモグロビン、ヘマトクリット)に周波数依存性の変化が認められた。血清トランスアミナーゼおよびビリルビン尿素、尿酸、およびクレアチニン有意な上昇、アルブミン有意な低下が認められた。血液グルコース脂質過酸化トリグリセリドコレステロールの上昇、アデノシントリフォスファターゼ、アセチルコリンエステラーゼ、組織酸化物(グルタチオンスーパーオキシドジスムターゼカタラーゼグルタチオンリダクターゼ、グルタチオンペルオキシダーゼグルタチオン-S-トランスフェラーゼ、グルコース-6-リン酸デヒドロゲナーゼ、等)の有意な低下が認められた。組織病理学的観察では、肝臓の類洞毛細血管での小葉中心性単核細胞浸潤および膨張、脳の衰退ニューロンおよびプルキンエニューロン変性が認められた。更に、ばく露群の脳は肝臓よりも酸化的変異に対して敏感であることを示す相当の証拠が認められた、と著者らは結論付けている。

ばく露