研究のタイプ: 疫学研究 (observational study)

[シンガポールにおけるハンドヘルド型携帯電話ユーザーの頭痛の罹患率:コミュニティ研究] epidem.

Prevalence of headache among handheld cellular telephone users in Singapore: a community study.

掲載誌: Environ Health Perspect 2000; 108 (11): 1059-1062

この研究は、ハンドヘルド型携帯電話(HP)使用者群における中枢神経系(CNS)症状の有症率を非使用者群と比較する横断調査をシンガポールの一地域集団で行った。ある地域居住者を対象に1段階クラスタ無作為抽出し、12歳から70歳までの男女合計808人が構造的質問票に回答した。その結果、HP使用者は全体の44.8%だった;HPの使用者群では、非使用者群に比べ、頭痛の有症率が高く、その調整有症率比は1.31(95%信頼区間:1.00-1.70)だった;頭痛以外には、HP使用に関連したCNS症状有意な増加はなかった、と報告している。

Full text available at PubMed Central : http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1240163

研究の目的(著者による)

シンガポールにおける横断的研究で、携帯電話ユーザーの特定の中枢神経系症状罹患率を調査した。

詳細情報

携帯電話ユーザーは、携帯電話を少なくとも平均で毎日1回使用する人々と定義した。

影響評価項目/リスク推定のタイプ

リスク推定のタイプ:

ばく露

ばく露評価

ばく露集団

グループ 説明
参照集団 1 携帯電話使用なし
集団 2 携帯電話使用
集団 3 1日当たりの使用時間:< 2分
集団 4 1日当たりの使用時間:2 - 60分
集団 5 1日当たりの使用時間:> 60分
集団 6 1日当たりの使用件数:0
集団 7 1日当たりの使用件数:< 5
集団 8 1日当たりの使用件数:5 - 10
集団 9 1日当たりの使用件数:> 10
集団 10 ハンズフリー装置の使用:なし
集団 11 ハンズフリー装置の使用:時々
集団 12 ハンズフリー装置の使用:常時

調査対象集団

調査規模

タイプ
参加者 808
参加率 45 %
その他:

781人の個人を分析に含めた

統計学的分析方法: ( 調整: )

結論(著者による)

362人の個人(44.8%)が携帯電話を使用していた。
携帯電話ユーザーでは非ユーザーと比較して、頭痛が最も罹患率の高い症状であった(60.3% vs 54%;調整後の罹患率比:1.31;CI:1.00-1.70)携帯電話使用は頭痛以外の中枢神経系症状有意な増加と関連していなかった。

研究の限界(著者による)

参加率が低く、知見にバイアスを生じた可能性がある。

研究助成

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