研究のタイプ: 疫学研究 (observational study)

[思春期層における電子メディアの使用と頭痛の有病率との関連:人口ベースの横断的研究からの結果] epidem.

The association between use of electronic media and prevalence of headache in adolescents: results from a population-based cross-sectional study.

掲載誌: BMC Neurol 2010; 10 (1): 12

この研究は、人口ベースの標本集団(n=1,025, 年齢13-17歳)において、頭痛電子メディア使用の関連を調査した。頭痛偏頭痛緊張性頭痛、分類不能の頭痛)は直近6ヶ月間、毎月少なくとも1回の体験が報告されたもの、メディア使用時間に関する情報は個人インタビューで取得した。年齢層、性別、家庭環境、社会経済状況について調整したロジスティック回帰モデルで分析した結果、音楽を聴くことと頭痛統計学的に有意な関連がされたが、電子メディア使用とさまざまな頭痛には一貫した関連は見られなかったと報告している。

研究の目的(著者による)

思春期層における電子メディアの使用と頭痛有病率との関連を調査するため、ドイツにおいて横断的研究を実施した。

詳細情報

本研究は、子ども及び思春期層の安寧に対して無線周波電磁界へのばく露が及ぼすかも知れない影響についての疫学調査であるMobilEプロジェクトの一部である。
最近6か月間に少なくとも月に1回の頭痛を報告した思春期層を、頭痛の種類のより詳細な調査についてのアンケートへの回答に誘った。

影響評価項目/リスク推定のタイプ

リスク推定のタイプ:

ばく露

ばく露評価

ばく露集団

グループ 説明
参照集団 1 日常的な携帯電話使用:全くなし
集団 2 日常的な携帯電話使用: < 5分
集団 3 日常的な携帯電話使用: 6 - 15分
集団 4 日常的な携帯電話使用: 16 - 30分
集団 5 日常的な携帯電話使用: > 30分

調査対象集団

調査規模

タイプ
合計 1,025
統計学的分析方法: ( 調整: )

結論(著者による)

思春期層の77%が携帯電話使用なし、またはほとんどなし(< 5分/日)と報告した。1025人の被験者のうち489人が頭痛を報告した。
携帯電話使用と頭痛との関連は認められなかった。著者らは、(音楽を聴くことと全体的な頭痛との関連は別として)電子メディアの使用と異なる種類の頭痛との一貫した関連は認められなかった、と結論付けた。

研究助成

関連論文