研究のタイプ: 疫学研究 (observational study)

[マイクロ波症候群:スペインにおける予備的研究] epidem.

The Microwave Syndrome: A Preliminary Study in Spain

掲載誌: Electromagn Biol Med 2003; 22 (2-3): 161-169

この研究は、スペインのムルシアにおいて、DCS-1800 MHz携帯電話基地局の近くの住民を対象に実施された健康調査である。この調査には、「マイクロ波病」または「RF症候群」に関連する健康項目が含まれた。回答者の住宅でマイクロ波電力密度を測定した。統計学的分析の結果、申告された症状の重症度と測定された電力密度との間に有意な相関が示された;回答者を2つの異なるばく露群に分けた分析においても、高ばく露群において申告された重症度が増加した、と報告している。

研究の目的(著者による)

携帯電話基地局の近傍でのマイクロ波症候群を評価するため、スペインのムルシアにおいて健康調査を実施した。

影響評価項目/リスク推定のタイプ

リスク推定のタイプ:

ばく露

ばく露評価

ばく露集団

グループ 説明
集団 1 平均電力密度(距離 < 150 m):0.11 µW/cm²
集団 2 平均電力密度(距離 > 250 m):0.01 µW/cm²

調査対象集団

調査規模

タイプ
合計 1,900
参加者 101
統計学的分析方法:

結論(著者による)

結果は、報告された症状の重症度と測定された電力密度との有意な相関を示した。

研究助成

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