研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[培養したINER-37及びRMA E7細胞におけるhsp70プロモータの活性化に対する60Hz磁界の影響] med./bio.

Effect of 60 Hz magnetic fields on the activation of hsp70 promoter in cultured INER-37 and RMA E7 cells.

掲載誌: In Vitro Cell Dev Biol Anim 2010; 46 (9): 758-763

この研究は、電磁界プラスミドpEMF)としてラベル付けされたプラスミドに含まれるルシフェラーゼ遺伝子発現に対する8および80 μTの60Hz正弦波磁界MF)の影響を調べた。この遺伝子構築物は、MFによるhsp70発現誘導に関して報告のある特定の配列、およびルシフェラーゼ遺伝子のレポータを含む。 pEMFベクターをINER-37およびRMAE7細胞株にトランスフェクトし、その細胞株は後にMFまたは熱ショック(TS)のばく露を受けた。MFまたはTS処理を受けた細胞とその対照細胞は、ルシフェラーゼアッセイシステムにしたがって処理され、ルシフェラーゼ活性が評価された。その結果、MFまたはTS処理を受けたINER-37細胞では、その対照細胞に比べ、ルシフェラーゼ遺伝子発現が有意に増加した; RMAE7細胞株ではMFばく露の影響は観察されなかった、と報告している。

研究目的(著者による)

レポーター遺伝子としてルシフェラーゼ遺伝子を形質移入した細胞におけるhsp70プロモータの活性に対する60Hz電磁界の影響を調べること。

詳細情報

(各細胞株につき)5群で実験を実施した:1) 対照としての非形質移入細胞磁界ばく露または熱処理なし)、2) 磁界ばく露または熱処理なしの形質移入細胞、3) 熱ショック(43℃)で処理した形質移入細胞、4) 8µT磁界ばく露した形質移入細胞、5) 80µT磁界ばく露した形質移入細胞。各処理法及び対照に5つの細胞培地を用いた。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 60 Hz
ばく露時間: continuous for 20 min

General information

cells were treated with i) 8 µT EMF ii) 80 µT EMF iii) 43° C heat shock

ばく露1

主たる特性
周波数 60 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 continuous for 20 min
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 25 cm long solenoid with a radius of 5.27 cm and 340 turns of enamel isolated copper wire with a diameter of 1.3 mm placed inside a temperature-controlled incubator; cultures positioned in the middle of the solenoid where the magnetic field was homogeneous
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 8 µT effective value 測定値 - -
磁束密度 80 µT effective value 測定値 - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

このデータは、対照群と比較して、磁界または熱ショックにばく露したINER-37細胞でのルシフェラーゼ遺伝子発現の増加を示したが、磁界ばく露はRMA E7細胞株には影響しなかったことを示した。

研究の種別:

研究助成

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