研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[50 Hzまたは20 kHzの磁界へのばく露がCBAマウスの体重と臓器重量に及ぼす影響] med./bio.

Effects of exposure to 50 Hz or 20 kHz magnetic fields on weights of body and some organs of CBA mice

掲載誌: In Vivo 1998; 12 (3): 293-298

この研究は、様々なばく露時期および期間で50Hz磁界MFばく露を受けたマウスに見られた影響を報告している。胎児期から生後280日齢までのばく露を受けたリターのオスでは、対照動物と比較して、体重および腎臓肝臓の重量が有意に低かったが、メスでは影響は見られなかった。成獣期に140日間のばく露を受けたマウスでは、有意な成長低下が見られ、60日間のばく露を受けたより若いオスのマウスでも同様の影響が見られた。数日間の短期ばく露を受けた若年オスのマウスでは、対照動物に比べ、体重低下傾向がみられた。20kHz磁界を用いた場合、若年オスのマウスで60日間のばく露後に反対の傾向を示した、と報告している。

研究目的(著者による)

磁界ばく露によって生じるかも知れない、マウスの成長中の体重と臓器の重量への影響を評価すること。

詳細情報

異なる時間割に従い、2系統のマウスを磁界(50Hzまたは20kHz)にばく露した。実験1:妊娠初日から280日齢まで(50Hz);実験2:84日齢から140日間(50Hz);実験3:29日齢から、それぞれ20、30、40、及び60日間(50Hzまたは20kHz);実験4:21日齢から、それぞれ1、2、または4日間(50Hz);実験5:30日齢から90日間(50Hz)

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: Experiment 1*: throughout pregnancy + 280 days of age, experiment 2: 140 days, experiment 3: 20 days, 30 days, 40 days and 60 days, experiment 4: 1 day, 2 days and 4 days, experiment 5: 90 days
ばく露2: 20 kHz
Modulation type: pulsed
ばく露時間: Experiment 3: 20 days, 30 days, 40 days or 60 days

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 Experiment 1*: throughout pregnancy + 280 days of age, experiment 2: 140 days, experiment 3: 20 days, 30 days, 40 days and 60 days, experiment 4: 1 day, 2 days and 4 days, experiment 5: 90 days
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
チャンバの詳細 Three specially made racks with coils. One rack was used for 50 Hz exposure, the second one for 20 kHz exposure ands the third one used for sham in which the coils were not connected to current source.
Additional information *In experiment 1, mice mated while being exposed to magnetic field. The exposure was continued with the pregnant mice until day 20 after birth and was carried on with the off spring till 280 days of age. In experiment 2: adult mice were exposed. In experiment 3, 4 and 5, young mice were exposed.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 14 µT peak 指定なし - -

ばく露2

主たる特性
周波数 20 kHz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sawtooth-shaped
ばく露時間 Experiment 3: 20 days, 30 days, 40 days or 60 days
Modulation
Modulation type pulsed
Rise time 20 µs
Fall time 5 µs
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • E1と同じ装置
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 15 µT peak 指定なし - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
研究対象とした臓器系:
  • 体重、幾つかの臓器の重量
調査の時期:
  • ばく露中
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

胎児の段階から280日までばく露された雄のマウスで、有意に低い体重ならびに肝臓及び腎臓の重量が認められた。これらの結果は雌のマウスには認められなかった(実験1)。140日間ばく露されたマウスで低い成長が認められた(実験2)。ばく露されたマウスで腎臓及び肝臓の重量が有意に低減した(実験5)。
著者らは、観察された影響はばく露期間に依存すると結論付けている。加えて、若いマウス、及び雄のマウスが、より敏感であることが判明した。50Hzばく露の影響は20kHzよりも大きかった。

研究の種別:

研究助成

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