研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[超低周波電磁界ばく露に対する土壌線虫Caenorhabditis elegansのリピドームの変化及びストレス防衛機序] med./bio.

Lipidomic alteration and stress-defense mechanism of soil nematode Caenorhabditis elegans in response to extremely low-frequency electromagnetic field exposure.

掲載誌: Ecotoxicol Environ Saf 2019; 170: 611-619

この研究は、土壌線虫Caenorhabditis elegansを50Hz、3 mTの超低周波(ELF)磁界ばく露し、生理学的順応を解明するため、リピドーム[細胞中の脂質の総体]、プロテオーム生物細胞中のたんぱく質の総体]、トランスクリプトーム細胞中のmRNAの総体]の分析を実施した。その結果、リピドーム分析では、ELF磁界ばく露により、トリアシルグリセロール有意な増加を含む64の脂質有意な変化が生じた。プロテオーム分析では、ELF磁界ばく露下で157のタンパク質発現の変化が生じた。トランスクリプトーム分析では、456の遺伝子発現の変化が同定された。遺伝子オントロジー機能及び経路分析では、ばく露後にリピドームの変化、ミトコンドリアの機能不全、ストレス防衛応答が示された。プロテオームトランスクリプトームのデータのコンジョイント分析では、発現が増加した遺伝子(sip-1、mtl-1、rpl-11.1等)はELF磁界ばく露に対するストレス防衛応答に関与していることが示された。これらの結果は、ELF磁界は主にトリアシルグリセロール量の増加等の脂質代謝の擾乱と、ストレス防衛応答の誘発を通じて、土壌線虫に影響を生じ得ることを示すものである、と著者らは結論付けている。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1:

ばく露1

主たる特性
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 3 mT - - - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露後

研究助成

関連論文