研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[50Hz磁界への親の及び出生前のばく露後のB6C3F1マウスでの発がん性試験] med./bio.

Carcinogenicity test in B6C3F1 mice after parental and prenatal exposure to 50 Hz magnetic fields.

掲載誌: Bioelectromagnetics 2002; 23 (3): 206-213

この研究は、メスのC57BL/6Jマウス(n = 50)およびオスのC3H/HeJマウス(n = 50)を用いて、50 Hz正弦波磁界に、擬似ばく露(A群)、0.5 mTばく露(B群)、5 mTばく露(C群)をそれぞれ2週間および9週間継続した。ばく露下で、2週間のうちに、マウスは交配させられ、ばく露は分娩まで続けられた。このようにして各群の両親から生まれた全てのB6C3F1子孫を、数を調整せずに研究対象とした。全てのB6C3F1は、磁界ばく露なしで、離乳後6-8週齢から78週間の臨床的観察を行い、その後、安楽死させて、一般的発がん性試験に準拠して病理学的検査を実施した。その結果、540匹の仔マウスが試験に参加し、生存率は96.7%であった;A群(の親を持つ)のオス1匹が43週齢にて胃がんで死亡するまで、F1マウスは腫瘍疾患で死亡しなかった;ばく露群での腫瘍による最初の死亡は71週齢で発生した;84〜86週齢で18匹の動物剖検前に死亡した;A群とB群、またはA群とC群の間で、最終的な生存数および腫瘍発生率に有意差は検出されなかった;生殖に関しては、B群の総着床数はA群より少なく、有意差は境界線上であった(P = 0.05)が、この差はのちに行われた再現実験では再現されなかった、と報告している。

研究目的(著者による)

親の/出生前の磁界ばく露と、仔マウスの発がんとの間にあるかも知れない関連を調査すること。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: (females) 2 and (males) 9 weeks

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
偏波
  • linear
ばく露時間 (females) 2 and (males) 9 weeks
Additional information horizontally polarized
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 500 µT effective value 測定値 - -
磁束密度 5 mT effective value 測定値 - -

Reference articles

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

50Hz、0.5mTまたは5.0mT磁界ばく露された親の仔では、偽ばく露された親の仔と比較して、腫瘍発生率に有意差は認められなかった。

研究の種別:

研究助成

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