研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[1mTの50Hz磁界はAKR/Jマウスのリンパ腫発生をプロモートしない] med./bio.

50 Hz magnetic fields of 1 mT do not promote lymphoma development in AKR/J mice.

掲載誌: Radiat Res 2006; 165 (3): 343-349

本研究では、1mTの磁界慢性的にばく露すると、遺伝的に胸腺リンパ様リンパ腫を自然的に発症するマウスの系統(AKR/J)を用いて、リンパ腫が発症するかどどうかを調べた。160匹のAKR/Jマウスを3群に分け、擬似ばく露群、50Hz磁界ばく露を12週齢で1週間7日、32週間、または1日当たり24時間、さらに夜間(12時間)のみに行った。ばく露の結果、生存時間、体重、リンパ腫の発達、血液的なパラメータに対して影響はなかった。50Hz磁界は、かなり高い磁界レベルでも、血液の病気に対するリスク因子となるという仮説を支持しない結果が得られた。

研究目的(著者による)

リンパ腫に遺伝的に罹りやすいマウスの系統におけるリンパ腫発生に対し、慢性的な高レベル(1mT)の磁界ばく露が影響力を及ぼすかどうかを調べること。

詳細情報

AKR/Jマウスのゲノムは、胸腺リンパ芽球性リンパ腫の1年以内の自然発生につながるウィルスを運んでいる。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: continuous for 24 h/day, 7 days a week for 32 weeks or until exitus
ばく露2: 50 Hz
ばく露時間: only during the night for 12 h/day, 7 days a week for 32 weeks or until exitus

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 continuous for 24 h/day, 7 days a week for 32 weeks or until exitus
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 Ten randomly chosen cages (8 animals/cage; 40 x 25 x 30 cm³ lxwxh) were placed in one coil system of two outer and two inner rectangular coils. Two coil systems with anti-parallel wiring were used for sham exposure where as other two were designed to produce magnetic fields only during the dark phases. All coil systems were located in the same room (220 m²).
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 1 mT unspecified 測定値 - -

ばく露2

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 only during the night for 12 h/day, 7 days a week for 32 weeks or until exitus
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • E1と同じ装置
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 1 mT unspecified 測定値 - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
研究対象とした臓器系:
調査の時期:
  • ばく露中
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

ばく露は、生存期間、体重、リンパ腫発生または血液学的パラメータに影響しなかった。この結果は、このような比較的高いレベルでも、正弦波50Hz磁界ばく露造血系疾患有意なリスク要因であるという仮説を支持していない。

研究の種別:

研究助成

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