研究のタイプ: 疫学研究 (observational study)

[ワイヤレス電話の使用と自己申告の健康症状:スウェーデンの15-19歳の思春期層における人口ベースの研究] epidem.

Use of wireless telephones and self-reported health symptoms: a population-based study among Swedish adolescents aged 15-19 years.

掲載誌: Environ Health 2008; 7 (1): 18-1-18-10

【背景】ワイヤレス電話の使用が空隙に増加しているにもかかわらず、電話の使用についての若者のデータはあまりない。本クロスセクショナルな研究の目的は、ワイアレス電話の使用を評価し、f自己申告による健康症状とワイヤレス電話の使用との関係を調べることである。【方法】8ページ75項目の27質問で構成されているアンケートを使用し、スウエーデンの青年15-19歳、2000人に郵送して調査した。【結果】対象者の63.5%が回答した。携帯電話使用者は99.6%で年齢とともに増加した:15歳が55.6%、19歳が82.2%であり、レギラー使用者であった。女性の方が男性より使用が多かった。ワイヤハンドフリー機器をいつも使用しているのは、17.4%で、コードレスは81.9%で67.3%がいつも使用していた。ワイアレス電話の使用で、TVを見ている状態でオッズ比が上昇した。疲労ストレス頭痛不安、集中力欠如、睡眠不足などが主な症状であった。ワイヤレス電話を規則的に使用している者の方が症状の苦情が多かった。【結論】男性より女性の方がワイヤレス電話の使用が多かった。年上になるにつれ、より頻繁に使用し、またTVも良く見る人達であった。健康の苦情はワイヤレス電話の使用と関連性があるようであった。バイアスバイアス注意して、結果とその説明には注意する必要がある。他の関係要因があるかどうかをさらに調べる必要がある。

研究の目的(著者による)

思春期層におけるワイヤレス電話の使用を評価し、自己申告の健康症状を調査するため、スウェーデンにおいて横断的研究を実施した。

詳細情報

携帯電話の定常的使用は ≥ 2分/日の通話、DECTコードレス電話の定常的使用は ≥ 5分/日の通話と定義した。

影響評価項目/リスク推定のタイプ

リスク推定のタイプ: (オッズ比(OR))

ばく露

ばく露評価

ばく露集団

グループ 説明
参照集団 1 携帯電話使用 < 2分/日:非ばく露
集団 2 携帯電話使用 ≥ 2分/日:ばく露
参照集団 3 DECT電話使用 < 5分/日:非ばく露
集団 4 DECT電話使用 ≥ 5分/日:ばく露

調査対象集団

調査規模

タイプ
合計 2,000
参加者 1,269
参加率 63 %
統計学的分析方法: ( 調整: )

結論(著者による)

携帯電話及びDECTコードレス電話の使用は年齢と共に増加し、思春期層ではほぼ全員がワイヤレス電話を使用していた。女子は男子よりも携帯電話及びDECTコードレス電話を有意に多く使用すると報告した。ぜんそく症状、集中困難、頭痛について、携帯電話使用に関する有意に高いORが認められた。この結果は、認知上の健康及びある種の健康症状は、ワイヤレス電話の使用と関連しているようであることを示した。

研究の限界(著者による)

本調査は探索的なものであり、バイアス及び交絡因子が排除できないので、この知見は慎重に解釈すべきである。

研究助成

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