研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[血小板での酸素代謝に対する形状が異なる50Hz磁界の影響:イン・ビトロ研究] med./bio.

The effect of 50 Hz magnetic field of different shape on oxygen metabolism in blood platelets: in vitro studies.

掲載誌: Int J Occup Med Environ Health 2009; 22 (3): 269-276

この研究は、低周波磁界波形正弦波、三角波、矩形波)が、ヒト血小板におけるカタラーゼおよびスーパーオキシドジスムターゼ活性、マロンジアルデヒド濃度、およびフリーラジカル生成に及ぼす影響を評価した。ヒト血小板懸濁液に、3種の波形の50 Hz磁界磁束密度10 mT)の15分間ばく露を与えた。その結果、フリーラジカルマロンジアルデヒドカタラーゼの測定では、印加された磁界波形に関係なく、初期レベルに比べ、増加が示された;対照的に、スーパーオキシドジスムターゼ活性は、初期レベルに比べ、低下した、と報告している。

研究目的(著者による)

ヒト血小板におけるカタラーゼ及びスーパーオキシドジスムターゼ酵素活性マロンジアルデヒド濃度、ならびにフリーラジカル生成に対する、形状が異なる低周波磁界ばく露正弦波矩形波、三角波)の影響力を調べること。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: continuous for 15 min

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
ばく露時間 continuous for 15 min
Additional information fields with the following signal forms were applied: i) sinusoidal ii) triangular iii) rectangular
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 pair of Helmholtz coils with a radius of 60 mm, 40 mm apart, producing an uniform field inside the 30 mm high cylindrical exposure volume with a radius of 32 mm; samples placed in polyethylene tubes in this exposure volume
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 10 mT effective value 測定値 - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露前
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

適用した磁界の形状に関わらず、フリーラジカルの形成、マロンジアルデヒドの濃度、及びカタラーゼ酵素活性の数値は、初期値と比較して増加した。初期値に対するフリーラジカル形成の最も大きな増加は、三角波磁界ばく露後に見られた。カタラーゼ酵素活性磁界の形状に依存していた:最も大きな増加は、三角波磁界の適用後に見られたが、最も小さな増加は正弦波磁界を適用した際に見られた。マロンジアルデヒド濃度の最も大きな増加は、正弦波磁界ばく露後に見られた。

スーパーオキシドジスムターゼ酵素活性ばく露後に減少し、この酵素活性磁界の形状に依存していた:初期値と比較して最も大きな減少は、血小板を三角波及び矩形波ばく露した際に見られた。

研究の種別:

研究助成

関連論文