研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[50Hz超低周波電磁界は神経芽腫細胞における酸化還元及び分化状態を変化させる] med./bio.

Fifty hertz extremely low-frequency electromagnetic field causes changes in redox and differentiative status in neuroblastoma cells

掲載誌: Int J Biochem Cell Biol 2007; 39 (11): 2093-2106

この研究は、超低周波電磁界酸化還元に敏感なメカニズムを介してニューロン恒常性に影響を与える否かを調べた。そのために、超低周波電磁界ばく露後の細胞において、細胞内での活性酸素種の生産、抗酸化能、グルタチオンベースの解毒能およびゲノムの完全性を評価した。また、増殖性および分化細胞状態への潜在的な超低周波電磁界の影響も評価した。その結果、ばく露後に、主要な酸化損傷は検出されなかったものの、酸化還元を介した超低周波電磁界生物影響を支持するように見えるデータが示された;それは、抗酸化酵素発現の正の変化および還元グルタチオンレベルの有意な増加であり、細胞環境がより還元状態に移行していることを示している;またゲノムにおける発現の変化が見られた、など数多くの知見を報告している。

研究目的(著者による)

本研究は、ヒトニューロンにおける酸化恒常性に対する超低周波電磁界の影響を調べるためにイン・ビトロで実施した。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: continuous up to 96 h; for in situ neurodifferentiation analysis 192 h

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
ばく露時間 continuous up to 96 h; for in situ neurodifferentiation analysis 192 h
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 1 mT - 測定値 - +/- 2 %

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
研究対象とした臓器系:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

超低周波電磁界ばく露後、抗酸化酵素発現に対する正の影響、ならびに還元グルタチオンレベルの有意な上昇が認められた。
電磁界ばく露は、より分化した表現型、ならびに、ニューロン分化及び細胞のストレス応答に関連した転写因子(ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体アイソタイプベータ、PPARβ)の発現の上昇を生じた。
H2O2酸化的攻撃に対する耐性は電磁界ばく露した細胞で低下した。

研究の種別:

研究助成

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