研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[単離したラット坐骨神経での活動電位に対する50Hz、1mT磁界の影響] med./bio.

Effects of 50 Hertz-1 mT magnetic field on action potential in isolated rat sciatic nerve.

掲載誌: Toxicol Ind Health 2011; 27 (2): 127-132

この研究は、50 Hz、1 mTの磁界MFばく露が、単離されたラット坐骨神経活動電位に与える影響の有無を調べた。16匹のウィスターラットを、対照群(n = 10)とMFばく露群(n = 6)に分け、それぞれのラット左脚から坐骨神経を切除し、実験試料に用いた。MFばく露群の坐骨神経へは、ヘルムホルツアプリケータを用いて、50Hz、1 mT のMFへの30分間ばく露を与えた。その後、対照群と実験群の坐骨神経細胞の活動電位細胞外記録した。その結果、MFばく露群では、対照群に比べ、最大振幅過分極時間および活動電位が有意に低かった;ただし、活動電位の伝導時間、最小振幅脱分極および再分極時間には両群間で差がなかった、と報告している。

研究目的(著者による)

単離したラット坐骨神経での活動電位に対して生じるかも知れない50Hz磁界の影響を調べること。

詳細情報

ラット16匹を対照群(n=10)及び磁界ばく露群(n=6)に分けた。左脚の坐骨神経を切除し、磁界に30分間ばく露した。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: continuous for 30 min

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 continuous for 30 min
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 pair of Helmholtz coils with a diameter of 10 cm and 220 turns of 0.8 mm gauge copper wire each; coils mounted on a plastic frame, 15 cm apart, parallel to the table, connected in series
Sham exposure A sham exposure was conducted.
Additional information isolated sciatic nerve fibers of the control group were located in bath and stimulated with 0.1- 0.5 ms, 0.05 V pulse
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 1 mT - 測定値および計算値 - -

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露中

研究の主なアウトカム(著者による)

データは、磁界ばく露群では対照群と比較して、最大振幅及び過分極時間が有意に減少したことを示した。但し、対照群ばく露群で、活動電位誘導時間、最小振幅脱分極及び再分極時間に差はなかった。

結論として、50Hz磁界ばく露ラット神経での活動電位の最大振幅の値及び過分極時間を低下させた。

研究の種別:

研究助成

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