研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[電磁界は骨粗鬆症ラットの骨微細構造に影響しない] med./bio.

Electromagnetic fields do not affect bone micro-architecture in osteoporotic rats.

掲載誌: Bone Joint Res 2014; 3 (7): 230-235

この研究は、卵巣摘出術を受けたラット(OVX群:n = 8)と擬似的手術を受けたラット(擬似手術群:n = 8)を用い、全ラットの両側下肢に線維性骨切り術を行い、片側の近位下肢に磁気刺激(50Hz正弦波、20G;1日3時間、週5日)を与え、もう片側を無刺激対照群として、近位脛骨の骨微細構造および骨切り部周辺の骨形成を比較した(磁気刺激開始前、刺激後3、6週間)。なお、真または擬似のOVXは、刺激実験の3週間前、骨切り術は2日前に行った。その結果、OVX群、擬似手術群の両方において、追跡期間中、磁気刺激は海綿骨、皮質骨の変化を起こさなかった;その上、磁気刺激は骨切り部周辺のミネラル化仮骨の体積に影響しなかった、と報告している。

研究目的(著者による)

骨粗鬆症および健康ラットにおける骨微細構造および骨折治癒に対する50 Hz磁界ばく露の影響を調べること。

詳細情報

15匹の若齢ラットは2群に分けられた:1) 両側の卵巣摘出(骨粗鬆症を誘発するため (n=8) 、2)擬似的な卵巣摘出 (n=7)。摘出(擬似摘出)手術から19日後に、全てのラットに腓骨骨折を生じさせた。骨折発生の2日後に、磁界ばく露を開始した。それぞれの個体で、片足のみをばく露させ、他の足は磁界から防護するために銅製の箔で包まれ、対照とした。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: continuous for 3 h/day on 5 days/week for 6 weeks

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 continuous for 3 h/day on 5 days/week for 6 weeks
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 During exposure, rats were placed in a custom-made harness; coil was placed at one hind leg from the knee to the ankle joint; the other hind leg (control) was wrapped in µ-copper foil for protection against the magnetic field
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 2 mT - - - -

Reference articles

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
研究対象とした臓器系:
調査の時期:
  • ばく露前
  • ばく露中
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

ばく露した骨と無ばく露の骨(対照)の間に有意差はなかった。

著者らは、研究結果から、骨粗鬆症ラット健康ラットの骨微細構造および骨折治癒に対する50Hz磁界ばく露の影響の示唆はなかった、と結論している。

研究の種別:

研究助成

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