研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[商用周波磁界は酸化還元関連機構を通じてより悪性の表現型を神経芽腫細胞にプロモートする] med./bio.

Power frequency magnetic field promotes a more malignant phenotype in neuroblastoma cells via redox-related mechanisms.

掲載誌: Sci Rep 2017; 7 (1): 11470

この研究は、50 Hz、1 mTの超低周波(ELF)磁界によって生じたSH-SY5Yヒト線維芽腫細胞の過剰増殖が、活性酸素種ROS)および生体異物に対する防御の改善、ならびにH2O2および抗腫瘍ROS生成薬のドキソルビシンに対する脆弱性の減少によって支援されるかどうかを調べた。ELF磁界は、神経芽腫細胞のより攻撃的な挙動と関連した、重要な酸化還元応答性の抗酸化および解毒細胞保護経路の活性化により、増殖および生存における利点を生じた。このことは、主なサーチュインの上方制御、ならびに赤血球系2関連核転写因子2(NRF2)のシグナル伝達活性の上昇と結び付けられた。また、100 µT程度の50 Hz磁界ばく露でも、臨床関連薬剤に対するがん細胞の挙動および応答を変化させ得ることが示された、と著者らは報告している。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: continuously for 5 or 10 days
ばく露2: 50 Hz
ばく露時間: continuously for 5 or 10 days

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
ばく露時間 continuously for 5 or 10 days
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 solenoids produced a homogeneous 50 Hz magnetic field; no heating due to the magnetic field was observed
Sham exposure A sham exposure was conducted.
Additional information solenoids were powered randomly to produce either exposure or sham exposure condition
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 1 mT - 測定値 - -

ばく露2

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
ばく露時間 continuously for 5 or 10 days
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • E1と同じ装置
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 0.1 mT - 測定値 - -

Reference articles

  • Akbarnejad Z et al. (2017): [神経膠芽腫細胞(U87)に対する超低周波パルス電磁界(ELF-PEMF)の影響]
  • Falone S et al. (2016): [神経芽腫細胞でのミトコンドリアおよびメチルグリオキサール関連の代謝促進が50 Hz磁界誘導性の過剰増殖を支える]
  • Di Loreto S et al. (2009): [50Hzの超低周波磁界ばく露はラットの皮質ニューロンに酸化還元及び栄養応答を生じる]
  • Falone S et al. (2007): [50Hz超低周波電磁界は神経芽腫細胞における酸化還元及び分化状態を変化させる]

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露後

研究助成

関連論文