研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[神経芽腫細胞株に対する超低周波磁界とアルミニウムへの共ばく露によるDNA損傷の証拠なし] med./bio.

No evidence of DNA damage by co-exposure to extremely low frequency magnetic fields and aluminum on neuroblastoma cell lines.

掲載誌: Mutat Res Genet Toxicol Environ Mutagen 2017; 823: 11-21

この研究は、超低周波(ELF)磁界とアルミニウム(Al)への共ばく露が、ヒト線維芽腫細胞SH-SY5YおよびSK-N-BE-2に及ぼす影響を調べた。細胞を50 HzのELF磁界(0.01、0.1、1 mT)または塩化アルミニウム(AlCl3、4、40 mM)に連続的に1時間または間欠的に5時間、単独ばく露あるいは共ばく露し、その影響をDNA損傷酸化還元状態の変化、および熱ショックタンパク質Hsp70の発現について評価した。DNA損傷はコメットアッセイで評価した。酸化還元状態は還元グルタチオンGSH)およびグルタチオンジスルフィドGSSG)の量で測定した。Hsp70の発現はウェスタンブロット分析およびリアルタイムRT-PCRで評価した。その結果、ELF磁界またはAlCl3への単独ばく露は、どちらの細胞株でも対照群と比較して、DNA損傷GSH/GSSHの比率、またはHsp70発現に変化を生じなかった。同様に、ELF磁界とAlCl3への共ばく露は、相乗的な毒性作用を生じなかった。この結果は、ELF磁界とアルミニウムへの短期ばく露がヒト線維芽腫細胞SH-SY5YおよびSK-N-BE-2に有毒な作用を及ぼし得ることはなさそうであることを示している、と著者らは結論付けている。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露2: 50 Hz

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 0.01 mT - 測定値 - -
磁束密度 0.1 mT - 測定値 - -
磁束密度 1 mT - 測定値 - -

ばく露2

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • E1と同じ装置
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 0.01 mT - 測定値 - -
磁束密度 0.1 mT - 測定値 - -
磁束密度 1 mT - 測定値 - -

Reference articles

  • Moretti M et al. (2005): [アルカリコメット解析によってイン・ビトロで判定した、超低周波(ELF)磁界及びベンゼンまたはベンゼン代謝物への共ばく露の影響]

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露後

研究助成

関連論文