研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[ELF MFにより生じたクロム親和性細胞の分化は遺伝子発現パターンを修飾する] med./bio.

Differentiation of chromaffin cells elicited by ELF MF modifies gene expression pattern.

掲載誌: Cell Biol Int 2004; 28 (4): 273-279

この研究は、RT-Differential Display法を用いて、超低周波磁界(ELF MF、60 Hz、0.7 mT)ばく露を受けたクロム親和性細胞の全体の転写プロファイルに変化が現れるか否かを調べた。その結果、神経成長因子NGF)およびELF MFの処置を受けたグループでの遺伝子発現パターンをそれらの処置なしのグループのものと比較すると、差次的発現がある転写産物が少なくとも53種の検出された;6つの遺伝子に対応する8つのRT-PCR産物を再増幅し、シーケンスし、ラット遺伝子バンクと比較したところ、配列分析により、これらの遺伝子は、ホスホグルコムターゼ-1、神経線維腫症-2相互作用タンパク質微小管関連タンパク質-2、チアミンピロホスホキナーゼ、および2つの正体不明の仮想タンパク質をエンコードする可能性が最も高かった、と報告している。

研究目的(著者による)

本研究は、超低周波磁界によって生じたクロム親和性細胞分化に関与し得る遺伝子を同定するために実施した。

詳細情報

超低周波磁界ばく露したクロム親和性細胞の交感神経ニューロン細胞への分化は、パイロット研究publication 3576)で証明されており、分子遺伝学的レベルで更に調査すべきである。
使用したクロム親和性細胞は新生Wistarラットから取得したもので、以下の3群で調査した:1) 偽ばく露、2) 神経成長因子NGF)処理、3) 電磁界ばく露

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 60 Hz
ばく露時間: repeated daily exposure, 4 h/day for 7 days

ばく露1

主たる特性
周波数 60 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 repeated daily exposure, 4 h/day for 7 days
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
チャンバの詳細 Incubator
ばく露装置の詳細 Petri dishes were placed between the coils at a distance of 21 cm.
Additional information The control and NGF group were placed in a separate incubator.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 700 µT unspecified 測定値 - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

ばく露細胞及びNGF処理細胞では、対照群と比較して、広範な下方制御された遺伝子転写が認められた。

研究の種別:

研究助成

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