[超低周波磁界にばく露したCD1マウスにおける脳のDNA損傷及び70-kDa熱ショックタンパク質発現] med./bio.

Brain DNA damage and 70-kDa heat shock protein expression in CD1 mice exposed to extremely low frequency magnetic fields

研究目的（著者による）

詳細情報

影響評価項目

• 神経系への影響: 脳でのDNA損傷及び熱ショックタンパク質発現

ばく露

• • 50/60 Hz (AC)
  • 磁界

詳細を見る 詳細を閉じる

方法 影響評価項目／測定パラメータ／方法

• 遺伝毒性／突然変異: 皮質‐線条体、海馬及び小脳でのDNA損傷（コメット解析）
• 分子生合成: 異なる脳領域及び肝臓での熱ショックタンパク質Hsp70の発現（RT-PCR及びウェスタンブロット）
• 神経系への影響: 脳でのDNA損傷（「遺伝毒性」を参照）及び熱ショックタンパク質発現（「分子生合成」を参照）
• 認知的／行動学的影響評価項目: 自発的な運動活動
• 体重、餌の摂取

研究の主なアウトカム（著者による）

研究助成

• Fondazione Cassa di Risparmio di Perugia, Italy
• University of Perugia, Italy

関連論文

• Woodbine L et al. (2015): [マウス胚の脳におけるX線誘発性DNA二本鎖切断の修復速度は50Hz磁界ばく露で変化しない]
• Saha S et al. (2014): [50Hz磁界には反応せず、非常に低線量のX線に反応したマウス胎仔の脳のアポトーシスおよびDNA二重鎖切断の増加]
• Villarini M et al. (2013): [超低周波磁界にばく露したマウスにおける脳のhsp70発現およびDNA損傷：量‐反応研究]
• Rageh MM et al. (2012): [超低周波磁界にばく露した新生ラットの脳と骨髄の細胞における遺伝毒性および細胞毒性ハザードの評価]
• Vijayalaxmi et al. (2009): [極低周波電磁界にばく露された哺乳類体細胞における遺伝子損傷： 87の公表文献（1990-2007）からのデータをメタ分析する]
• Erdal N et al. (2008): [ラットの肝臓における酸化／ニトロソ化ストレスに対する超低周波磁界の長期ばく露の影響]
• Vijayalaxmi et al. (2008): [無線周波放射にばく露した哺乳類の体細胞の遺伝子損傷：65文献(1990-2005)から得られたデータのメタ分析]
• Udroiu I et al. (2006): [50Hz磁界ばく露後の新生及び成獣マウスにおける染色体異常誘発及び異数性]
• McNamee JP et al. (2005): [60Hz磁界への急性ばく露後の齧歯類の脳におけるDNA損傷の評価]
• Lai H et al. (2004): [ラットの脳細胞における磁界によって生じたDNA鎖切断]
• McNamee JP et al. (2002): [1mT、60Hz磁界への急性ばく露後の未成熟なマウスの小脳でのDNA損傷とアポトーシス]
• Svedenstal BM et al. (1999): [磁界にばく露されたCBAマウスの脳細胞に生じたDNA損傷]
• Svedenstal BM et al. (1999): [送電線発生電磁界にばく露したCBAマウスで研究されたDNA損傷、細胞動態およびODC活性]
• Singh N et al. (1998): [60 Hz磁界ばく露はラットの脳細胞にDNAのクロスリンクを誘発する]
• Lai H et al. (1997): [60 Hz磁界への急性ばく露はラット脳細胞のDNA鎖切断を増加させる]