研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[送電線発生電磁界にばく露したCBAマウスで研究されたDNA損傷、細胞動態およびODC活性] med./bio.

DNA damage, cell kinetics and ODC activities studied in CBA mice exposed to electromagnetic fields generated by transmission lines.

掲載誌: In Vivo 1999; 13 (6): 507-513

この研究は、220 kV送電線から発生する磁束密度が約8μT rms(二乗平均平方根)の50 Hz電磁界(EMF)に、屋外でCBAマウスをばく露させた。11、20および32日間のばく露後に、可能性のある遺伝毒性影響ならびに体重、白血球赤血球、ならびに脾臓および精巣オルニチンデカルボキシラーゼODC)活性レベルへの影響を調べた。脳細胞において、単細胞電気泳動(コメットアッセイ)によるDNA移動を調べた。その結果、32日間ばく露の場合、コメットアッセイにおいてDNA損傷の増加が示された(p <0.001);20日間ばく露の場合、単核白血球数の減少が観察された (0.02 < p < 0.05)、と報告している。

研究目的(著者による)

マウスに対する電磁界の影響を調査すること。可能性のある遺伝毒性作用、体重、赤血球白血球、ならびに脾臓及び精巣オルニチンデカルボキシラーゼODC)活性への影響を調査した。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: continuous for 11 days, 20 days or 32 days

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 continuous for 11 days, 20 days or 32 days
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • 220 kV transmission line
ばく露装置の詳細 Animals were placed in plastic cages with special lids to prevent eddy currents. The cages were placed in wooden boxes which were placed below the lines
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 8 µT effective value 測定値 - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
研究対象とした臓器系:
調査の時期:
  • ばく露前
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

ばく露された動物を全てプールした場合、ばく露終了時に非ばく露群と比較して、統計的に有意な体重低下が認められた。但し、各々のばく露群(11、20、32日)を個別に調査した場合、体重の有意な変化は認められなかった。32日間のばく露後にのみ、偽ばく露群と比較して脾臓の重量の統計的な低下が認められた。

20日間の電磁界ばく露後、単核白血球の数の低下が認められた。32日間のばく露は、明確なDNA損傷につながる。全体として、ばく露された動物を全てプールした場合でも、ODC活性は変化しなかった。

研究の種別:

研究助成

関連論文