研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[超低周波電磁界にばく露したミツバチにおける攻撃性の上昇及び嫌悪学習の低下] med./bio.

Increased aggression and reduced aversive learning in honey bees exposed to extremely low frequency electromagnetic fields.

掲載誌: PLoS One 2019; 14 (10): e0223614

地球規模で重要な花粉媒介者であるミツバチ(Apis mellifera)は減少しており、様々な環境因子の相互作用がその原因とされている。この論文の著者らによれば、各種の人為的発生源から生じる超低周波(ELF)電磁界が、ミツバチの認知能力及び行動有意なインパクトを及ぼすことが最近示されているという。この研究は、ミツバチがコロニー強度を維持する上で必須の要素である、嫌悪学習及び攻撃レベルに対する現実的なレベルのELF磁界の影響を調べた。ミツバチを100 μTまたは1000 μTのELF磁界に17時間ばく露または擬似ばく露し、針刺し拡張応答(sting extension response:SER)アッセイで嫌悪学習への影響を、侵入アッセイで攻撃レベルへの影響を調べた。その結果、100 μT及び1000 μTのどちらへのばく露でも、嫌悪学習能力が20%以上低下した。また、100 μTばく露では、別の巣箱からの侵入者に対する攻撃スコアが60%上昇した。これらの結果は、電力線下に設置された巣箱内で遭遇し得るレベルのELF磁界への短期的なばく露は、ミツバチの嫌悪学習を低下させ、攻撃レベルを上昇させることを示すものであり、これらの行動学的変化は脅威や環境刺激に対処するミツバチの能力の面で、広範な生態学的意味合いを持ち得る、と著者らは結論付けている。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露2: 50 Hz

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 100 µT - 測定値 - -

ばく露2

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • E1と同じ装置
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 1,000 µT - 測定値 - -

Reference articles

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露後

研究助成

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