研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[ラットの血漿中のトリグリセリド及びコレステロールのレベルに対するパルス磁界の影響] med./bio.

Effect of pulsed magnetic fields on triglyceride and cholesterol levels in plasma of rats

掲載誌: Panminerva Med 1998; 40 (4): 276-279

この研究は、治療に利用されているパルス磁界(PMF)が血漿中のコレステロールおよびトリグリセリドの濃度に与える影響を雄ラットで測定した。ラットに、6 mTで、12 Hz のPMFばく露を1時間を与えた。その結果、PMFばく露終了後24時間で、ラット肝臓重量は増加し、コレステロールおよびトリグリセリド血漿中濃度は低下した;ばく露の48時間後には、トリグリセリド血漿中濃度が回復し、分散比検定によれば、24時間後において観察された変動はすべて有意に変化した;コレステロールおよびトリグリセリドについては、それぞればく露終了後48および96時間後に正常値が観察された、と報告している。

研究目的(著者による)

ラット血漿中のコレステロール及びトリグリセリドのレベルに対するパルス磁界(PMF)の影響を調査すること。

詳細情報

血漿中のコレステロール及びトリグリセリドのレベルの大部分は、肝機能による。肝機能に対するPMFばく露の影響を調べるため、これらのパラメータを選択した。また、肝重量と体重との比率も調べた。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 12 Hz
Modulation type: pulsed
ばく露時間: 1 hr
ばく露2: 50 Hz
Modulation type: pulsed
ばく露時間: 1 hr
ばく露3: 100 Hz
Modulation type: pulsed
ばく露時間: 1 hr
ばく露4: 300 Hz
Modulation type: pulsed
ばく露時間: 1 hr
ばく露5: 460 Hz
Modulation type: pulsed
ばく露時間: 1 hr

ばく露1

主たる特性
周波数 12 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • pulsed
ばく露時間 1 hr
Modulation
Modulation type pulsed
Pulse width 7 µs
Rise time 70 ns
Fall time 700 ns
Additional information

Unipolar asymmetrical pulses with 90 µs pulse burst.

ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • two discs
ばく露装置の詳細 Rats were placed in 11 cm x 8 cm plastic boxes, 1 rat per box, each was put on an emitter disk.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 6 mT - 指定なし - -

ばく露2

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • pulsed
ばく露時間 1 hr
Modulation
Modulation type pulsed
Pulse width 7 µs
Rise time 70 ns
Fall time 700 ns
Additional information

Unipolar asymmetrical pulses with 90 µs pulse burst.

ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • E1と同じ装置
  • two discs
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 6 mT - 指定なし - -

ばく露3

主たる特性
周波数 100 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • pulsed
ばく露時間 1 hr
Modulation
Modulation type pulsed
Pulse width 7 µs
Rise time 70 ns
Fall time 700 ns
Additional information

Unipolar asymmetrical pulses with 90 µs pulse burst.

ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • E1と同じ装置
  • two discs
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 6 mT - 指定なし - -

ばく露4

主たる特性
周波数 300 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • pulsed
ばく露時間 1 hr
Modulation
Modulation type pulsed
Pulse width 7 µs
Rise time 70 ns
Fall time 700 ns
Additional information

Unipolar asymmetrical pulses with 90 µs pulse burst.

ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • two discs
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 6 mT - 指定なし - -

ばく露5

主たる特性
周波数 460 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • pulsed
ばく露時間 1 hr
Modulation
Modulation type pulsed
Pulse width 7 µs
Rise time 70 ns
Fall time 700 ns
Additional information

Unipolar asymmetrical pulses with 90 µs pulse burst.

ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • E1と同じ装置
  • two discs
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 6 mT - 指定なし - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
研究対象とした臓器系:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

2つの異なるデザインの実験を実施した:
1) 異なる周波数での1時間のばく露の24時間後に、パラメータを調べた。コレステロールは12Hzと460Hzで有意に低減した。トリグリセリドは12Hzと100Hzで低減した。12Hzでは肝重量と体重の比率が増大した。50Hzと300Hzでは検出可能な影響はなかった。

2) 12Hzでの1時間のばく露後、異なる時点(ばく露の直後、3、4、6、8、16、24、48、96時間後)でパラメータを調べた。主な事実は、コレステロール及びトリグリセリドのレベル低下で、最も明確だったのはそれぞればく露の16時間後及び24時間後であった。但し、ばく露の3時間後及び8時間後に、コレステロール有意な増加が認められた。また、ばく露の48時間後にトリグリセリドのレベル上昇が認められた。ばく露の24時間後に肝重量と体重の比率が増大した。

研究の種別:

研究助成

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