研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[動物の白血病モデルを用いた、50Hz磁界とその高調波の潜在的な白血病誘発作用の評価] med./bio.

Assessing the potential leukemogenic effects of 50 Hz magnetic fields and their harmonics using an animal leukemia model.

掲載誌: J Radiat Res 2008; 49 (6): 565-577

研究目的(著者による)

超低周波磁界によって生じる可能性のある、白血病の発生に対するコイニシエータ及びコプロモータ作用を、動物モデルにおいて評価すること。

詳細情報

280匹の雄ラットにB細胞急性リンパ芽球性白血病化学的に(ニトロソウレアで)誘導した。動物を4つの再現実験で、国際ガイドラインで推奨されている一般公衆に対する制限値である100µTの50Hz磁界(高調波あり/なし)にばく露した。異なる実験群を調べた:1) 白血病誘導したラットばく露なし;2) 白血病誘導したラットばく露あり;3) 白血病誘導したラットばく露+高調波あり;4) 陰性対照白血病誘導せず、ばく露なし)。別の160匹を陽性対照とし、一部をガンマ線で前処理した。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50–350 Hz
ばく露時間: continuous for 18 h/day, 7 days/week for 52 weeks

General information

animals were treated in four groups: i) rats treated with BNU, no EMF exposure ii) rats treated with BNU + exposure to 50 Hz EMF iii) rats treated with BNU + exposure to 50 Hz EMF with harmonics superimposed iv) control = no treatment

ばく露1

主たる特性
周波数 50–350 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 continuous for 18 h/day, 7 days/week for 52 weeks
Additional information harmonics with 150 Hz, 250 Hz, 350 Hz
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 rectangular Helmholtz coils 60 cm x 40 cm; cages placed inside the coils
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 100 µT - 測定値 - -
磁束密度 5 µT - 測定値 - for 150 Hz and 350 Hz harmonics
磁束密度 6 µT - 測定値 - for 250 Hz harmonics

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
研究対象とした臓器系:
調査の時期:
  • ばく露中
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

この結果、測定したいずれのパラメータについても、ばく露ラットと非ばく露ラットに有意差は示されなかった。白血病モデルに対するガンマ線照射後の白血病のタイプの有意な変化は、物理的因子に対するこのモデルの感受性を示した。
この結果は、高調波あり/なしの超低周波電磁界はB細胞急性リンパ芽球性白血病の発生に影響する、という仮説を支持するものではない。

研究の種別:

研究助成

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