研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[異なる時間コースでELF電磁界を適用したK562細胞の分化] med./bio.

Differentiation of K562 cells under ELF-EMF applied at different time courses.

掲載誌: Electromagn Biol Med 2010; 29 (3): 122-130

研究目的(著者による)

K562細胞の分化に対する、異なる時間コース(単回及び反復ばく露)の超低周波電磁界ばく露の影響を調べること。

詳細情報

加えて、細胞ばく露中に更なるストレス(42℃の熱ショック及びマグネシウム)で処理した。ばく露開始時にヘミンで細胞分化誘導した。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: continuous for 1 h
ばく露2: 50 Hz
ばく露時間: continuous for 1 h/day for 4 days

General information

For further information on the setup see also: Tuncel, H., Shimamoto,F., Cagatay, P., Kalkan, M. T. (2002). Variable E-cadherin expression in a MNU-induced colon tumor model in rats which exposed with 50 Hz frequency sinusoidal magnetic field. Tohoku J. Exp. Med. 198:245-249
Cells were treated in the following groups: i) single EMF exposure (exposure 1) ii) repetitive EMF expsoure (exposure 2) iii) exposure 1 + magnesium iv)exposure 2 + magnesium v) exposure 1 + heat shock vi) exposure 2 + heat shock

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
ばく露時間 continuous for 1 h
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 eight copper solenoids with 860 turns on an iron core connected serially to the power supply; cells kept in a constant temperature water bath placed on the solenoids
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 5 mT - 測定値 - +/- 0.1 mT

ばく露2

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
ばく露時間 continuous for 1 h/day for 4 days
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 5 mT - 測定値 - +/- 0.1 mT

Reference articles

  • Öztas B et al. (2004): [糖尿病ラットの血液脳関門の透過性に対する周波数50Hzの正弦波磁界の影響力]

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露中
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

このデータは、(対照群と比較して)超低周波電磁界への単回ばく露細胞分化を減少させるが、毎日1時間適用した場合には細胞分化を増加させることを示している。共ストレス因子(マグネシウム及び熱ショック)の影響は、超低周波電磁界ばく露単独による結果と同様であった。

超低周波電磁界ばく露は、ヘミンで処理しないK562細胞における活性酸素種のレベルを高めた。但し、電磁界ばく露は、ヘミンで処理した細胞の活性酸素種のレベルは変化させなかった。このことは、活性酸素種細胞分化の減少または増加の原因ではないことを示している。

結論として、これらの知見は、超低周波電磁界に対する細胞の生理学的応答を決定する上で、ばく露の時間コースが重要なパラメータであることをほのめかしている。

研究の種別:

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